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9702 アイ・エス・ビー

東証P
1,304円
前日比
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100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.9 1.26 3.22 460
時価総額 149億円
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アイエスビー Research Memo(3):17/12期は現行中計最終年。売上高・利益ともにほぼ計画の線で順調に進捗


■中期経営計画と進捗状況

1. 中期経営計画の概要
アイ・エス・ビー<9702>は3ヶ年の中期経営計画を策定し、中長期の持続的成長の実現に取り組んでいる。同社にとって中長期の成長戦略とは中期経営計画の着実な実行にほかならない。現行中期経営計画では、1)ITサービス事業へのシフト、2)新規優良顧客の獲得、3)コスト競争力強化、4)グループの連携強化、の4つが達成すべき経営施策として掲げられている。

成長の基本はトップライングロース(売上高の成長)の実現にあると言える。上記の4つの経営施策のうち、1)と2)の経営施策が、より直接的にトップライングロースを目指すための施策に該当する。それぞれの経営施策の具体的なアクションとして同社では、1)については新事業の展開を、2)についてはやはり新規分野の顧客獲得増と、既存分野での業務拡大などを掲げている。また、3)と4)では効率性の追求や費用削減・シナジーの追求など掲げて、収益性や利益率の改善を目指している。

2017年12月期は現行中期経営計画の最終年度に当たる。同社は今期について、売上高17,000百万円(前期比26.9%増)、営業利益680百万円(同124.7%増)という業績見通しを公表している。2017年1月のアートの子会社化により、売上高は中期経営計画の業績計画と同じとなっている。一方、営業利益は中期経営計画の業績計画の850百万円には未達であるものの、のれん償却費(170百万円)を戻したEBITDAは850百万円となり、収益力は着実に向上しつつあると言える。

2017年12月期第2四半期決算を発表し、現行中期経営計画も残り半年となったが、全般にはほぼ計画どおりに進捗しているというのが弊社の評価だ。詳細は後述するが、ITサービス事業へのシフト(=新事業展開)の項目では、アートとのシナジーのみならず、それ以外の従来から取り組んできた各事業でも進捗が見られた。新規顧客獲得やコスト競争力強化も順調に進んでおり、2017年12月期通期の業績予想の達成と、2018年12月期からの新中期経営計画の業績計画の内容に期待が高まる状況となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

 提供:フィスコ

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