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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9697 カプコン

東証P
2,487.5円
前日比
-128.5
-4.91%
PTS
2,498円
23:27 04/19
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
26.0 5.66 1.31 7.81
時価総額 13,259億円
比較される銘柄
スクエニHD, 
コナミG, 
ガンホー
決算発表予定日

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「ポケモンGO」メガヒット、ライバル企業はどう動く? <株探トップ特集>


―大手ゲームメーカーがスマホ向け開発を再度積極化―

 任天堂 <7974> がポケモン、ナイアンティックとの3社共同で開発を進めていたアンドロイドとiOS対応のスマートフォンゲーム「ポケモンGO」が6日から海外の一部の国で配信を開始、その後、米国のゲームランキングで首位に輝くなど人気を集め、株式市場では同社を含めて関連銘柄がにぎわっている。任天堂の「ポケモン」シリーズはゲームボーイやニンテンドー3DSなど自社のゲーム専用機での看板タイトルのひとつ。高いブランド力をスマホゲームで展開したことが成功の一因といえそうだ。これを受けて他のゲームソフト大手も改めてゲーム専用機の自社タイトルのスマホ移植を積極化させる可能性がありそうだ。

●ゲーム専用機の人気タイトルをスマホに移植

 「ポケモンGO」については、グーグルの社内スタートアップとして発足し2015年8月に独立を発表したナイアンティックが開発に参加。ナイアンティックの拡張現実技術を利用した位置情報ゲーム「Ingress(イングレス)」をプラットフォームに利用することで位置情報ゲームとしての面白さに加え、「ポケモン」シリーズの世界的に高いブランド力とゲーム性が評価を得た。ゲーム専用機向けで成功したタイトルをスマホ向けに移植することは、これまでにも大手ソフトメーカーが幾度となく試みてきたが、世界的規模での大きな成功事例はなかった。しかし、今回の「ポケモンGO」のヒットで他の大手ソフトメーカーも再びスマホ向けゲームの開発に意欲を見せる可能性が高い。

●カプコン「モバイル事業統括」新設、人気コンテンツ積極展開に意欲

 「バイオハザード」や「モンスターハンター」シリーズなど世界的に人気が高いタイトルを有するカプコン <9697> は今年4月1日にモバイル事業の改革を断行すべく、「モバイル事業統括」を新設した。自社の人気コンテンツの積極的な展開により国内外でのヒットを目指すとともに、アジアへのライセンスを強化する新たなモバイル戦略を推進することが目的。これまで独自戦略を推進してきた「カプコンブランド」および「ビーラインブランド」の組織を統合し、組織の一本化による迅速な意思決定によって自社コンテンツを活用したタイトルを国内外で拡充、新体制のもと「モンスターハンター」や「戦国BASARA」、「ロックマン」などを活用、「2016年度中には3~4タイトルを配信したい」(秘書・広報IR部 広報IR室)と意欲を見せている。

●「ドラクエ」「FF」で攻勢かけるスクエニ

 ゲーム専用機向けの看板タイトルのスマホ展開ではスクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> が先行している。既に「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」シリーズのスマホ向けゲームを多数配信。2015年6月4日から配信を開始した「メビウス ファイナルファンタジー」ではファイナルファンタジーの歴代ナンバリング作品を手掛けたクリエーターを起用し、スマホで破格といえるクオリティーの高いのグラフィックを実現したことで高い人気を集めている。

 セガサミーホールディングス <6460> 傘下のセガはアーケード時代から人気が高かった「ぷよぷよ」シリーズをスマホ向けに開発した「ぷよぷよ!!クエスト」が1400万ダウンロードを突破する人気タイトルとなっている。加えてコナミホールディングス <9766> 傘下のコナミデジタルエンタテイメントは「実況パワフルプロ野球」をスマホ向けに移植し2500万ダンロードを達成、「ウイニングイレブン」シリーズの「ウイニングイレブン クラブマネージャー」も1300万ダウンロードを突破するなどスポーツゲームで成功を収めている。


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