9644 タナベ経営 東証1 15:00
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2016年08月01日16時06分

タナベ経営 Research Memo(1):コンサルティング&コングロマリット戦略の推進により、持続的成長を実現する


 

タナベ経営<9644>は、1957年創業の日本における中堅・中小企業向け経営コンサルティングのパイオニアであり、大手。「コンサルティング&コングロマリット戦略(C&C戦略)」(コンサルティング領域の多角化・拡大化)の推進により、顧客へ新たなコンサルティング価値を提供し、顧客と共に持続的成長を目指している。経営ミッションは、「ファーストコールカンパニー 100年先も一番に選ばれる会社の創造」。「戦略パートナー」として、事業戦略の立案から組織デザイン、経営システムの構築、次世代経営体制づくりまで経営全般にわたるコンサルティングに加えて、経営者や戦略リーダー、地域の後継者を育成する人材育成コンサルティング、セールスプロモーション(SP)コンサルティングも全国で展開している。堅実経営と無借金経営、自己資本比率で80%超となる強固な財務体質を強みとする。

2016年3月期の業績は、売上高が前期比5.5%増の8,297百万円、経常利益が同9.6%増の886百万円と6期連続の増収経常増益となり、売上高は過去最高を更新した。経営コンサルティング事業において、ロイヤルカスタマー向けサービス(チームコンサルティング型経営協力、教育・人材育成、戦略ドメイン&マネジメント研究会)やセミナー等の売上が増加したほか、セールスプロモーション(SP)コンサルティング事業におけるコスト削減効果なども増益に寄与した。

2017年3月期は売上高が前期比2.4%増の8,500百万円、経常利益が同1.6%増の900百万円と安定成長を見込む。世界経済の下振れリスクが台頭し、国内の企業業績も厳しい状況が想定されるものの、引き続き中堅企業を中心とした中期ビジョン策定(事業戦略)や次世代経営体制づくり(事業承継)、人材採用・育成等のコンサルティングニーズは旺盛で、増収増益を目指していく方針だ。ここ数年、参加社数が拡大している「戦略ドメイン&マネジメント研究会」では、テーマ数を前期の14テーマから新たに6テーマ新設して合計20テーマとし、チームコンサルティング型経営協力の契約増につなげていく考えだ。

同社の強みは、59年間の歴史で培ってきたドメイン(事業戦略)、ファンクション(組織戦略)、リージョン(地域戦略)における成功済みの戦略メソッドを有し、全国において均質なサービスを提供できること、地域金融機関等155に及ぶ提携ネットワークを構築していること、SPコンサルティングも含めた総合コンサルティングサービスを提供できることなどが挙げられる。特に「地方創生」をテーマに地域企業の活性化が求められる中で、中堅・中小企業向けを主要顧客とする同社のビジネスチャンスは大きいと言える。2016年3月にはJASDAQ市場から東証第2部市場に市場変更しており、ブランド力の向上により、コンサルタントの採用を強化していく方針である。なお、株主還元策として、配当性向60%を目安に配当を実施していく方針で、収益成長とともに配当成長も期待される。

■Check Point
・中堅・中小企業向け経営コンサルティングのパイオニア
・6期連続の増収増益、期初計画を大きく上回る好決算
・「コンサルティング&コングロマリット戦略」の推進により、持続的成長を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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