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9619 イチネンHD

東証P
1,624円
前日比
-26
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PTS
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業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
3.4 0.68 3.69 56.78
時価総額 394億円
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決算発表予定日

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イチネンホールディングス---3Qも2ケタ増収、主力の自動車リース関連事業が堅調に推移


イチネンホールディングス<9619>は4日、2021年3月期第3四半期(20年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比18.4%増の836.12億円、営業利益が同16.4%増の56.92億円、経常利益が同14.0%増の57.11億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同35.9%減の20.14億円となった。

自動車リース関連事業の売上高は前年同期比3.2%増の383.85億円、セグメント利益は同16.6%増の35.99億円となった。リースは、2020年12月末現在リース契約台数は前期末比2,288台増の86,862台、リース契約高は前年同期比11.0%増の286.70億円、リース未経過契約残高は前期末比4.8%増の796.87億円となった。自動車メンテナンス受託は、大口契約先の受注台数が減少した結果、メンテナンス受託契約台数は前期末比1,850台増の87,985台、メンテナンス受託契約高は前年同期比19.0%減の42.25億円、メンテナンス未経過契約残高は前期末比3.2%減の83.48億円となった。燃料販売は、主に自動車用燃料給油カードにおいて、低燃費車の普及により需要が減少傾向にあるが、既存顧客へのサービス向上並びに新規顧客の獲得に注力した。

ケミカル事業の売上高は前年同期比3.7%減の83.53億円、セグメント利益は同11.2%減の9.10億円となった。新型コロナウイルス感染症の影響により、工業薬品関連の燃料添加剤及び石炭添加剤の販売は減少し、化学品関連の機械工具商向けケミカル製品の販売も減少した。一方、化学品関連の自動車整備工場向けケミカル製品の販売並びに個人向けケミカル製品の販売は順調に推移した。

パーキング事業の売上高は前年同期比12.7%減の37.83億円、セグメント利益は同69.4%減の1.83億円となった。2020年12月末現在駐車場管理件数は前期末比37件増の1,446件、管理台数は同555台増の32,909台となった。

機械工具販売事業の売上高は前年同期比54.2%増の251.27億円、セグメント利益は6.60億円(前年同期は1.50億円の利益)となった。新型コロナウイルス感染症の影響により、自動車整備工具、建設機械部品等の販売が減少したが、空調工具及び計測工具の販売は順調に推移した。また、前連結会計年度に新たに連結子会社となったアクセスが販売増加に寄与した。

合成樹脂事業の売上高は前年同期比91.3%増の83.66億円、セグメント利益は4.70億円(前年同期は1.86億円の利益)となった。新型コロナウイルス感染症の影響により、遊技機メーカーへの合成樹脂製品の販売が減少した。一方、科学計測器の販売並びに半導体実装装置メーカー等へのセラミックヒーターの販売は堅調に推移した。また、前連結会計年度に新たに連結子会社となった浅間製作所が販売増加に寄与した。

その他の売上高は前年同期比33.3%増の2.18億円、セグメント損失は1.42億円(前年同期は1.65億円の損失)となった。農業の規模拡大に伴って販売が増加した。

2021年3月期通期については、売上高が前期比12.4%増の1,110.00億円、営業利益が同5.5%減の65.00億円、経常利益が同7.9%減の64.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同43.5%減の25.00億円とする、2020年10月9日に公表した連結業績予想を据え置いている。

《ST》

 提供:フィスコ

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