ＨＩＳは後場下げ幅を拡大、１６年１０月期業績は計画下振れ

　エイチ・アイ・エス<9603>は後場下げ幅を拡大している。午後１時ごろ、集計中の１６年１０月期連結業績について、売上高が従来予想の５３５０億円から５２３７億５００万円（前期比２．６％減）へ、営業利益が１９０億円から１４２億７４００万円（同２８．５％減）へ、純利益が４６億円から２億６７００万円（同９７．５％減）へ下振れたようだと発表しており、これを嫌気した売りが出ている。

　欧州諸国で相次いで発生したテロの影響や熊本地震の影響が想定以上に長期化したことで、旅行事業やハウステンボスグループの業績が計画を下回ったことが要因。また、円高により、外貨建て資産の評価損が膨らんだことも響いたとしている。

　また、これに伴い従来２６円を予定していた期末一括配当を２２円に減額するとあわせて発表したこともネガティブ視されているようだ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）