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9517 イーレックス

東証P
689円
前日比
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時価総額 410億円
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イーレックス---米Spark社と低圧分野で業務提携、合弁会社の設立の合弁契約を締結


イーレックス株式会社<9517>(以下「イーレックス」)は8月15日、Spark Energy,Inc.(本社:米国テキサス州、以下「Spark社」)との間で、日本国内における低圧分野参入に向けて、業務提携を行い、合弁会社を設立するための合弁契約を締結することを決定したと発表した。

国内における低圧部門の電力小売事業の海外企業との合弁会社設立は今回が初めてとなる。
合弁会社を2015年9月1日に設立し、2015年10月1日から事業活動を展開する計画だ。
イーレックスは高圧部門の法人を中心に2015年7月1日現在、5,000件を超える電力顧客を持っているが、家庭向けの販売チャネルの確立を急いでいた。
Spark社は米国16州で一般家庭など約50万件の電力顧客を持ち、その販売ノウハウを今回の提携で強化し、電力調達でも米国の経験を活かす。
Spark社との協業によって得られるノウハウは以下の3点の模様である。
1)電力自由化が先行する米国で15年以上の家庭用販売の経験とノウハウを蓄積している。
2)長年の経験から得られる顧客評価に長けている。
3)ホールセールと言われるマーケットを活用した供給量の多様化に適応している。

イーレックスは子会社であるバイオマス発電所(土佐)や他社の余剰電源から電力を調達し、合弁会社を通じて一般家庭向けに割安に販売する計画であり、来秋には大分県佐伯市に計画中のバイオマス発電5万kWも新たな電源として加わる予定だ。更に2~3つの発電所建設の計画がある。

イーレックスは全国に1,000店を超える代理店を展開しており、その販売網を通じた緻密な営業活動に加え、LPG販社やその他エネルギー関連、サービス業など様々な業種との連携を行う。イーレックスはSpark社と合弁会社「イーレックス・スパーク・マーケティング株式会社」(出資比率は同社80%、Spark Holdco, LLC (Spark社の子会社)20%となる予定。事業開始は2015年10月1日の見込み。)を設立、その傘下に販売チャネルの異なる合弁会社を設立、それぞれの特色を活かした戦略で営業活動を展開し、数年後に30万戸の顧客獲得を目指す。

2015年8月3日、来年度より電力低圧部門向けの販売するための事業者登録申請が資源エネルギー庁にて開始され、初日で24社(2015年8月31日現在57社)の申請があり、イーレックスも申請した。小売事業者として登録されることで低圧部門での営業活動が可能となり、今後、様々な施策を通じて更に顧客の取り込みに乗り出す。

《SF》

 提供:フィスコ

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