貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9468 KADOKAWA

東証P
2,784.5円
前日比
-15.0
-0.54%
PTS
2,779.6円
14:59 04/23
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
50.5 2.00 1.08 3.03
時価総額 3,948億円
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決算発表予定日

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カドカワ---17/3期は売上高が2.4%増、Web、出版、映像などのメディアミックス戦略を積極展開


カドカワ<9468>は11日、2017年3月期連結決算を発表。売上高が前期比2.4%増の2057.17億円、営業利益が同7.7%減の84.19億円、経常利益が同27.3%減の74.07億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.8%減の57.67億円だった。

Webサービス事業は、ニコニコ動画の有料の「プレミアム会員」は243万人と前年同期末を下回ったが、「ニコニコチャンネル」の有料登録者数は59万人に達し、収益を下支えした。音楽配信サービスのドワンゴジェイピーは、年度を通じて想定を上回る収益を計上した。一方、「ニコニコ超会議2016」のコンテンツ制作費が前回を上回ったことや、niconicoリニューアルのためのインフラ再構築、高画質化、HTML5対応の費用が減益要因となった。

出版事業は、映画「君の名は。」の関連書籍等の人気のメディアミックス作品が好調、需要予測に基づいた生産・出荷により返品率の低下と在庫の削減が収益力を強化した。雑誌は、不採算雑誌の廃刊・休刊やウェブメディアへの移行などビジネスモデルの転換を図り、収益が改善した。電子書籍・電子雑誌は、市場の成長と効率的なキャンペーン実施により、好調な業績だった。

映像・ゲーム事業は、映画の配給収入は「君の名は。」の分配金が大きく貢献したほか「貞子vs伽耶子」など実写作品も健闘した。映像パッケージソフトの国内販売が堅調に推移し、海外へのライセンス販売ビジネスが伸張した。ゲームは、ダウンロードコンテンツ販売、ロイヤリティ収入が好調だったが、ソーシャルゲームタイトルの不振により利益が想定を下回った。

18年3月期通期については、売上高が前期比3.1%増の2120億円、投資、償却費の増加により営業利益が同31.1%減の58億円、経常利益が同16.3%減の62億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同39.3%減の35億円を見込んでいる。

《TN》

 提供:フィスコ

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