貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9468 KADOKAWA

東証P
2,798.0円
前日比
+21.0
+0.76%
PTS
2,795.6円
14:59 04/16
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
50.8 2.01 1.07 3.80
時価総額 3,967億円
比較される銘柄
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NTT
決算発表予定日

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カドカワ Research Memo(3):ユニークコンテンツをマルチメディア展開し収益を最大化


■強みと事業リスク

カドカワ<9468>の強みは、出版、映像分野で培った編集力、ユニークコンテンツをマルチメディア展開し収益を最大化させるノウハウ、高度なネットワーク技術から独自のネットワークサービスを生み出しリアルイベントと融合させるなど、ユニークなサービスの創出力を有することを挙げることができる。

具体的にはWebサービスにおいては、niconicoで様々なUGCが生まれ、コンテンツを中心としたコミュニティーがユーザーを中心に常に活性化していること。加えて近年、ニコニコチャンネルというサービスによって、コンテンツの展開力が拡充していること。出版においては、長年にわたって蓄積された編集力ときめ細かなマーケティング力、プロモーション力により、効率的な生産を行える体制を有し、かつ電子書籍では、自ら運営するBOOK☆WALKERが業界プラットホームに位置づけられるほどの成長を遂げている。また、海外展開においても積極的に海外拠点づくりを進め、現地での自社コンテンツの翻訳出版やキャラクタービジネスに取り組んでいる。

事業のリスクは、現在最大の収益柱である書籍IP事業において、紙媒体の書籍市場が同社の想定以上に急速に縮小することと、急拡大している電子書籍市場の伸びが鈍化し、同社が想定しているペースに届かない状況に陥る場合。加えて、今後の成長ドライバーと考えられるポータル事業において、新規参入により同社のシェアが低下するような事態が生じれば業績が低迷するマイナス要因として働く可能性がある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

《HN》

 提供:フィスコ

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