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2016年08月30日14時01分

アイドマMC 蛯谷 貴 代表取締役インタビュー 【後編】 <トップの視点>


― 創業39年、流通マーケのワンストップ支援を初めて実現!(2) ―

蛯谷 貴(アイドママーケティングコミュニケーション 代表取締役)

「流通小売業を成果へと導くマーケティング・スペシャリスト」を標榜するアイドママーケティングコミュニケーション <9466> [東証M]が、今年3月18日東証マザーズ市場に新規上場した。同社は、統合型販売促進支援という画期的なビジネスモデルで順調な成長を続けており、市場での注目度も高まりつつある。主力の流通小売業販促支援における将来戦略や、間もなく本格参入する飲料・食品メーカー向け支援事業の今後の展開について、創業39年を迎えた同社の蛯谷 貴 代表取締役にうかがった。

●飛躍をもたらした“きっかけ”について詳しくお教えください。

蛯谷 1977年に24歳で個人創業して以降、1995年までは「アナログ」の世界が活動領域でした。折込広告も昔ながらの版下、写植で作る時代で、事業範囲も富山県内に限定され、悶々とする苦境が続きました。ところが、アップルの「マッキントッシュ」登場を契機にデジタル化の波が押し寄せ、版下や写植、製版が不要となり、すべて内製化することで粗利率が大きく向上しました。

 さらに、通信インフラや交通インフラの整備も進み、富山に制作拠点がありながら県外にも仕事の範囲が広がるようになったのです。デジタル化で県外へと商圏を広げたことは、当社がその後、飛躍的に成長する大きな転機となり、それまで長年培ってきた持ち前の流通小売に対する知見が一気に花を咲かせました。

●上昇気流に乗り、今期も順調な業績が続きますね。

蛯谷 17年3月期の第1四半期(4-6月)は、売上高が前年同期比で5.1%増となりました。昨年5月より売上計上が始まった新規クライアントの大手スーパーにつき、4月分の売上高が既存案件の売上高に上乗せされる形で計上されたことが、売上増の主な要因です。このほか、既存クライアントのなかには、年度内に40店舗の新規出店を予定している所もあり、今期の業績は底堅く推移する見通しです。

 飲料・食品メーカー向けの新たな販促支援サービスをスタートするための積極的な投資も適切に実施しつつも、今期目標の経常利益10%成長は余裕をもって達成できるとみています。中期的には、既存の流通小売向けに加えて、全く新しい飲料・食品メーカーへの販促支援事業がスタートすることで、大幅な成長を見込んでいます。

●飲料・食品メーカー販促支援への参入について、現在言える範囲でお願いします。

蛯谷 当社は39年間、流通小売企業の販売支援を手掛け、食品スーパーに“食”にまつわる販促企画提案を行ってきました。その過程で、食品メーカーの営業部門ともつながりを築いており、“食”は当社にとって親和性の高い分野なのです。飲料・食品メーカーに対する販促支援に乗り出そうとしているのには、そうした背景があります。

 いま、大手の飲料・食品メーカーは、多額の予算を掛けて15秒、30秒のテレビCMを流し、商品の知名度を高めていますが、最終的には各地の営業マンが小売店のバイヤーのところへ出向いて「全国ネットで宣伝しています。売れるはずですから、ぜひこの商品を店舗の棚に置いてください」と頼んで回り、売り場の棚を確保しています。そうしないと実際の売上に繋がらないためです。メーカーは、最終的に商品を買う消費者に対し、直接アプローチする手段を持ち合わせていませんから。当社は、その手段をメーカーに提供しようとしています。

 現在、サービス・インに向けて、スマートフォンアプリ及びバックエンドの構築に入っています。リリース前(今秋発表予定)なので詳細は申し上げられませんが、食品に限らず化粧品、酒類、雑貨など多様なメーカーにお使いいただけ、顧客ロイヤルティーの中期的向上を図れるものです。当社が目指すのは、販促のO2O(オンライン・トゥ・オフライン)化の実現。ネットとリアルの壁を越えて、購入(流通)ルートを問わず、直接消費者にインセンティブが届く販促サービスを設計しています。

 また、この事業に関連して、ディープラーニング技術を用いた高精度OCR(手書き、印刷された文字や数字を光学的に読み取る装置)システムの開発にも入っており、8月10日にはプレスリリースも発表しました。応用範囲の広いシステムですので、これを活かしたさらなる新サービスの構築についても、別途検討を進めたいと思います。

●株式分割の発表で今後の株主還元策への期待も高まっています。

蛯谷 8月10日に、1対2の株式分割を発表しています。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、より一層投資しやすい環境を整えることで、当社株式の流動性と投資家層の拡大を図ることが目的です。今後もさらに流動性を高められるような施策を実施するとともに、IRの一層の充実を図り、適正な株価の形成に努めます。

●蛯谷社長のいまの「夢」は何でしょうか?

蛯谷 上場したからには、近々に東証1部への市場変更を実現し、社員全員が誇りを持って仕事ができる環境を整えたいですね。また、オンリーワンといえるような当社独自のノウハウとサービスをきちんと仕組みとして確立し、次世代のスタッフに引き継いでいくことを目指しています。

【インタビュー前編はこちら】

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●蛯谷 貴(えびたに たかし)
株式会社アイドママーケティングコミュニケーション 代表取締役

1953年4月1日生まれ。富山県富山市出身。大学卒業後、地元・富山市での会社勤務を経て1977年、独立。流通小売関係のプロモーションを手掛ける個人事業を立ち上げ、1979年に株式会社「アイドマ」を設立、代表取締役に就任。1995年、業界に先駆け制作工程のデジタル化に踏み切り、1998年には独自の統合型販促支援モデルを確立。全国にクライアント網を拡大し、2016年3月、東証マザーズ市場上場を果たす。趣味はゴルフで、シングルの腕前。


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