ファイバーＧが急反発、マンション向け契約増で２０年６月期業績予想を増額修正し初配当実施へ

　ファイバーゲート<9450>が急反発している。１４日取引終了後、２０年６月期の連結経常利益を従来予想の１０億６０００万円（前期比１９．６％増）から１２億１０００万円（同３６．６％増）へ上方修正すると発表。従来の４期連続での過去最高益予想をさらに上乗せする形となり、これを好材料視する買いが向かった。

　新型コロナウイルス感染拡大の影響でフリーＷｉ－Ｆｉ事業の新規契約獲得ペースが減速したものの、レジデンスＷｉ－Ｆｉ事業における契約獲得とフロー収入を伴う新規契約戸数が想定以上に伸びる見込みとなった。業績上振れに伴い、従来無配としていた期末一括配当は初配当３円５０銭を実施する方針としたことも好感された。なお、同時に発表した第３四半期累計（１９年７月～２０年３月）の経常利益は前年同期比３２．３％増の１０億８６００万円だった。

出所：MINKABU PRESS