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<動意株・6日>(前引け)=テックファム、フォーカス、イノテック

 テックファームホールディングス<3625>=急反発。システム構築を主力とし、特にスマートフォンなどモバイルソリューションに強みを持つ。次世代通信規格5Gに関しても、NTTドコモ<9437>向けの案件獲得が進み業績拡大を後押ししている状況で、新たに5G関連有力株としてマーケットで注目されている。20年6月期業績はトップラインが21%増収と大幅な伸びが見込まれ、営業利益も11%増益と2ケタ伸長が予想されている。

 フォーカスシステムズ<4662>=値を飛ばし10カ月ぶりの4ケタ大台回復。システムの受託開発を手掛け、人工知能(AI)やサイバーセキュリティー分野にも積極的に展開している。デジタル機器の記録を収集・分析し、証拠保全や調査を行う「デジタル・フォレンジック」などで強みを持つほか、最近では5G環境のもとIoT機器接続に際し低消費電力で注目されているLPWAへの取り組みも強化、名古屋工業大学大学院やフタバ産業<7241>と協力してLPWA技術を活用した工場内の工程物流の効率化実証実験を進めている。

 イノテック<9880>=大幅高で昨年来高値更新と気を吐く。世界的に半導体メモリー市況に回復の兆しがみられるなか、半導体関連株への見直しムードが強い。同社は半導体商社で特にNAND型テストシステムに強みを持っており、NAND型フラッシュメモリーの市況改善に伴う設備投資ニーズ回復期待を買う展開となっている。年間配当は前々期、前期と大幅増額して現在の配当利回りは3.4%前後に達しているほか、自社株買いに積極的に取り組んでいることも評価材料。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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