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2016年07月27日16時01分

フリービット Research Memo(1):新規事業の拡大で20/4期に売上高500億円、営業利益50億円を目指す


フリービット(株)<3843>は、インターネット・サービスにおけるインフラからコンサルティング、ソリューションなど様々なサービスを法人、個人向けに提供する。グループで、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)へのインフラ提供のほか、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler:仮想移動体通信サービス提供者)としてのMVNO※1への参入支援、Webマーケティングサービス、個人向け・集合住宅向けのインターネット関連サービス、バーチャルデータセンター(VDC)※2を中心とするクラウドインフラの提供などの事業を手掛ける。また、グループの事業ノウハウを活かしたスマートフォン事業の成長に向け、2015年にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)(以下、CCC)と合弁会社であるトーンモバイル(株)を設立、独自のスマートフォン「TONE」を提供するなど、事業の拡大に注力中。

※1 NTTドコモ<9437>、KDDI<9433>、ソフトバンク(株)のような無線通信基盤を有する事業者から回線を借りて独自の通信事業を行う事業者。
※2データセンターの機能を仮想的に構築し、インターネット上から利用できる仕組みまたはサービス。

6月10日に発表された2016年4月期連結業績は、売上高が前期比32.2%増の28,389百万円、営業利益は同52.9%増の1,902百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同46.1%減の553百万円となり、売上高、営業利益は過去最高を記録した。「freebit MVNO Pack」※を始めとしたモバイル事業と(株)フルスピード<2159>のアドテクノロジー事業が好調に推移したことに加えて、ブロードバンド事業で(株)ギガプライズ<3830>の集合住宅向け(マンション)インターネット・サービスが拡大したことによる。なお、当期純利益の減少は前期に繰延税金資産計上等の一時的要因があった反動減による。

※同社が提供するあらゆる事業者が低コスト・低リスク・短期間でMVNOを事業化できるパッケージサービス。

同社は、決算発表と同時に2020年4月期までの中期事業方針「SiLK VISION 2020」を公表した。対外的にコミットできるフリービットグループの2020年4月期連結業績目標として、売上高500億円、営業利益50億円の達成を目指すことを掲げた。その基本方針は、既存事業の「モバイル」、「アドテクノロジー」領域の事業強化による成長と、同社が「SiLK VISION 2016」で掲げた「生活革命」の領域における「Health Tech」、「IoT」、「不動産Tech」の3つの分野で新規事業を立ち上げ、グループ連携の相乗効果を図ることにより、中長期的に事業拡大を目指すというものだ。

2017年4月期業績は、売上高が同23.3%増の35,000百万円、営業利益は同5.1%増の2,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同54.8%減の250百万円と2ケタ増収、1ケタ営業増益となるのに対して、純利益は減益を見込む会社計画。営業利益が1ケタ増にとどまるのは、中期事業方針で掲げた「Health Tech」を中心とする新規事業立上げによる先行費用5~6億円を予め織り込んだことによる。また、純利益の大幅減は、前期にあった事業売却益などの一時要因を見込まないことに加えて、業績好調な子会社群の利益増加による法人税等増加とギガプライズとフルスピードの非支配株主に帰属する当期純利益を見込むことが要因。

同社は、子会社群の利益貢献度が高く、営業利益、経常利益に比べ、純利益が減少してしまうため、同社本体の利益増加が中長期の課題であると認識している。

■Check Point
・2016年4月期は、モバイル、アドテクノロジー事業好調により売上高、営業利益が過去最高を記録
・2017年4月期は、「Health Tech」を中心とする新規事業立上げによる先行費用5~6億円を織り込む
・2020年4月期連結業績目標として、売上高500億円、営業利益50億円を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

《HN》

 提供:フィスコ

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