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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9436 沖縄セルラー電話

東証S
3,395円
前日比
-30
-0.88%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.6 1.75 3.24 14.42
時価総額 1,671億円
比較される銘柄
KDDI, 
ティーガイア, 
ベルパーク
決算発表予定日

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利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第1弾 18社選出 <成長株特集>

 本特集では、10月下旬から11月中旬までの決算集中期間に配信した「利益成長“青天井"銘柄リスト」を、“全期間”を対象に再構成した総集編をお届けします。今回は総集編 第1弾として、時価総額1000億円以上の銘柄を対象に、20年7-9月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄をリストアップした。

 下表では、本決算月にかかわらず、20年7-9月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している18社を選び出し、7-9月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。

 上振れ率トップとなったノジマ <7419> の20年7-9月期(第2四半期)経常利益は過去最高益を4.2倍も上回る375億円に拡大して着地。新型コロナウイルスの感染拡大で巣ごもり需要が増加するなか、利益率の高い有機ELテレビやパソコンなどの販売が伸びた。また、スルガ銀行 <8358> の持分法適用化に伴う投資利益251億円を計上したことも利益を大きく押し上げた。

 2位に入ったワコム <6727> の7-9月期(第2四半期)経常利益は前年同期比2.1倍の63.7億円に拡大し、14年10-12月期に記録した最高益(37.1億円)を大幅に塗り替えた。オンライン教育の普及を追い風に主力のペンタブレットや液晶ディスプレーの販売が大きく伸びたほか、OEM提供先メーカーからEMR(電磁誘導方式)ペンセンサーシステムの引き合いが旺盛だった。通期計画を大幅上方修正したことも好感され、株価は11月30日に13年9月以来、約7年2ヵ月ぶりに1000円大台を突破する場面があった。

 3位の臨床検査大手ビー・エム・エル <4694> は緊急事態宣言が解除された6月以降に検査数量が回復したうえ、新型コロナウイルス関連検査の受託数が大幅に増加し、7-9月期(第2四半期)は売上高、経常利益ともに過去最高を更新した。併せて、減益予想だった21年3月期通期の経常利益を一転して最高益見通しに大幅増額修正している。

 5位にリスト入りしたメドピア <6095> の7-9月期(第4四半期)は、コロナ禍でMR(医薬情報担当者)の医師への訪問が制限されるなか、オンラインによる情報提供に対するニーズが高まり、利益率の高い薬剤評価掲示板やWeb講演会の受注が大きく伸びた。同時に発表した21年9月期の経常利益は前期比42.5%増の16.1億円と4期連続で最高益を更新する見通しだ。株価は2日に昨年末の4倍となる7210円まで上値を伸ばし、上場来高値を更新した。

 選出リストには、ワコムやメドピアをはじめ、好決算を受けて上場来高値や数年来の高値を記録した銘柄が目立つ。8位のKADOKAWA <9468> の7-9月期(第2四半期)は主力の出版事業で利益率の高い電子書籍が伸びたうえ、在庫管理の徹底で返品率が改善した。また、ゲーム事業では新作とリピート販売の好調が継続し、経常利益は前年同期比35.6%増の42.8億円に膨らんだ。株価はドワンゴと経営統合した14年10月以降の最高値を更新中だ。

 9位にリストアップされた中古住宅買取・再販の最大手カチタス <8919> の7-9月期(第2四半期)は、売上高267億円(前年同期比11.0%増)、経常利益32.2億円(同10.8%増)と2ケタ増収増益を達成した。在宅時間の増加で住環境を改善したいニーズが顕在化するなか、低価格の戸建て住宅の需要が底堅く推移し、中古住宅の販売件数が増加した。

 10位の太陽ホールディングス <4626> はコロナ禍によるテレワークの急速な普及でデータセンターやパソコンなどの需要が高まるなか、利益率の高い半導体パッケージ用製品の受注が好調だった。また、旅費交通費などの費用が減少したことも寄与し、7-9月期(第2四半期)は2四半期連続で過去最高益を更新した。

 14位のMonotaRO <3064> と17位のジャパンエレベーターサービスホールディングス <6544> も4-6月期に続いて四半期最高益を達成した。モノタロウの7-9月期(第3四半期)は検索連動型広告の強化や検索エンジン最適化を継続し、個人を含め工具の通販サイト「モノタロウ」の新規顧客獲得が進んだ。商品別では新型コロナウイルス関連の販売が増勢だった。

 独立系のエレベーター保守会社であるJエレベータは、メーカー系に対して価格面で優位性を持つ。7-9月期(第2四半期)はコロナ禍で企業の経費削減ニーズが急増するなか、利益率の高い保守・保全の新規契約が大きく伸びた。好調な業績を踏まえ、21年3月期通期予想を上方修正するとともに、未定だった配当は実質増配する見通しを示した。株価は11月30日に上場来高値4930円をつけている。

           ┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名     上振れ率 7-9月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高  PER
<7419> ノジマ       321  37544   8916    131  56000  24218  2.9
<6727> ワコム      71.5  6371   3714    6.3   8800   8282 23.5
<4694> BML      57.8  5258   3332    1.1  11000  10880 19.8
<4974> タカラバイオ   25.5  3075   2451   27.6   8100   6347 70.3
<6095> メドピア     23.5   373   302   42.5   1610   1130  128
<5857> アサヒHD    17.7  6565   5580   17.8  20800  17650  9.1
<8113> ユニチャーム   17.4  33578  28595    5.5  98000  92926 45.9
<9468> カドカワ     11.4  4289   3851    8.0  11000  10189 29.9
<8919> カチタス     10.8  3228   2914    0.0   9896   9895 36.2
<4626> 太陽HD     10.0  3657   3325    3.6  11600  11199 23.3

<3774> IIJ       8.0  2772   2567   27.6  10000   7840 30.7
<2264> 森永乳       7.3  9800   9134    2.4  26500  25867 16.9
<9436> 沖縄セルラー    5.1  4091   3893    0.0  14080  14074 12.4
<3064> モノタロウ     4.7  5063   4836   17.0  18584  15887  101
<9672> 東競馬       4.4  3410   3266   34.2  10750   8009 20.3
<8424> 芙蓉リース     4.2  12568  12056    2.2  45000  44045  7.3
<6544> Jエレベータ    0.6   854   849   35.0   3650   2703 89.6
<6750> エレコム      0.5  3801   3781    4.4  14200  13598 21.8

※ 2019年12月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。

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