ＫＤＤＩが年初来高値、４～６月期はＡＲＰＡ改善、ミャンマー事業も増益

　ＫＤＤＩ<9433>が大幅続伸。後場に一時、前週末比１６６円（５．２％）高の３３６２．５円まで買われ、４日の年初来高値３２４１円を更新した。７日引け後に発表した２０１６年３月期第１四半期（４～６月）決算（ＩＦＲＳ）は、連結営業利益が前年同期比１９．３％増の２３０９億９８００万円で着地し、過去最高となったことが好感されているようだ。
　タブレット（多機能携帯端末）の拡大などが寄与し、データ通信収入が増加したほか、決済手数料収入の拡大などが利益を押し上げた。決算を受け、ＳＭＢＣ日興証券がリリースしたリポートでは、ＡＲＰＡ（Ａｖｅｒａｇｅ Ｒｅｖｅｎｕｅ Ｐｅｒ Ａｃｃｏｕｎｔ：アカウントあたりの平均収入）改善やミャンマー事業の増益などを評価。時価より低いものの目標株価は２９００円から３３００円へ引き上げられ、投資評価は「２」を継続している。
《ＭＫ》

株探ニュース