9422 コネクシオ 東証1 15:00
1,465円
前日比
+54 (+3.83%)
比較される銘柄: 沖縄セルラーワールドHDビジョン
業績: 今期予想
情報・通信業
単位 100株
PER PBR 利回り 信用倍率
11.5 2.10 3.55 0.64

銘柄ニュース

戻る
2016年06月17日11時49分

コネクシオ Research Memo(5):全国規模のキャリア認定ショップ網を構築・保有


■強み・事業リスク

(1)同社の強み

コネクシオ<9422>の強みは、携帯電話の黎明期から携帯電話販売市場へ参入し、全国規模のキャリア認定ショップの基盤を構築・保有していること。加えて、NTTドコモと営業戦略を共有し、ドコモ代理店No.1となっていることが、同社の収益性の高さの源泉となっていることも強みの1つ。

さらに、量販店、特に駅前立地の大手カメラ店との強固な関係を構築していることと、そのビジネスを支える業界最大規模の物流・開通センターは高い処理能力を誇ること。加えて、大手から中小まで業界トップクラスの法人顧客基盤を持つことも強みと考えられる。

(2)事業リスク

事業のリスクは、同社のビジネスの中核がキャリア認定ショップ運営であり、その収益が通信キャリアからの手数料に依存していること、キャリア認定ショップは通信キャリアによりその運営主体が選定されること、など、通信キャリアの営業政策等の経営判断の影響を受けやすい体制であること。

電気通信事業法などの関連する法令の改正等により影響を通信キャリアと同様に受けることもリスクである。足元では、総務省は今年3月に「スマートフォンの端末購入補助の適正化に関するガイドライン」を策定(適用は4月1日から)したほか、「電気通信事業法改正に伴う消費者保護ルールの整備」で説明義務・書面交付義務・代理店に対する指導等の措置義務等が5月21日から課せられた。

また、通信キャリアのうちドコモに対する依存度が同業他社に比べ高いことは、強みであると同時に事業リスクでもある。通信キャリア間の競争激化によりドコモの事業基盤が極端に縮小する事態が生じる場合、同社の業績に多大な影響を与える可能性がある。ちなみに、2016年3月期における売上高に占める手数料収入の割合は26.1%(2015年3月期27.0%)。また、手数料収入に占めるドコモの割合は76.2%(同77.7%)、商品仕入高に占めるドコモの割合は90.2%(同89.8%)となっている。

さらに、近年見られるMVNO※による格安スマートフォンの出現、普及が、同社の販売台数に影響を与える可能性があることもリスクとして挙げることができる。加えて、スマートフォンやタブレット等の機能の高度化に加えて、通信キャリアがポイントサービスの強化や電気・保険など通信サービス以外のサービスの提供も取り組み始めたことから、ショップにおいて高度な対応が求められるようになっており、人材の確保が難しくなってきたこともリスクとなっている。

※Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略。携帯電話などの無線通信インフラ(携帯電話やスマートフォンに電波を送るための基盤のこと)を他社から借り受けてサービスを提供する事業者。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

日経平均