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2016年03月07日16時36分

コネクシオ Research Memo(6):2016年3月期営業利益計画達成に向けて順調に進捗


■業績動向

●2016年3月期業績動向

(1) 2016年3月期の会社予想と経営方針

コネクシオ<9422>の2016年3月期は、売上高285,000百万円(前期比0.7%増)、営業利益8,150百万円(同5.1%減)と増収ながら営業減益を見込む会社計画だ。増収を見込むのは、販売台数が携帯電話の買替サイクル、光回線セット販売などにより前期比0.6%増の300万台と増加を見込むことが主要因。一方、減益を予想するのは、通信キャリアからの手数料削減を見込むことによる。

同社では2016年3月期の経営方針として、1)既存事業の収益向上、2)伸長市場/新規事業への注力、3)人材の育成/環境整備、の3点を挙げ、買替サイクルの長期化や通信キャリアからの手数料削減などのマイナス影響に既存事業の収益率の向上や新規事業に注力することで対応する計画だ。

具体的には、既存事業の収益向上策として、コンシューマ事業では、ショップスタッフ一人ひとりが販売意識を高め、携帯周辺商材、光回線とのセット販売やコンテンツ販売に注力し顧客1人当たりの販売単価を向上させる。法人事業ではクラウドサービスなどの販売強化により1社当たりの収益拡大を図る。一方、伸長市場/新規事業への注力としては、プリペイドカード事業では店舗網の拡大や券種ラインナップの増加を促進させるほか、M2M/IoTサービスなどの新規事業では、テレマティクスサービスなどの新たなサービスの開発に取り組む方針。また、人材の教育/環境整備に関しては2015年4月にコネクシオカレッジを立上げ、社員教育を体系的に整理しプロフェッショナル人材の育成を目指すことにしている。

(2) 2016年3月期第3四半期累計業績の概要

2016年3月期第3四半期累計業績は、売上高が202,974百万円(前年同期比1.2%減)、営業利益は6,240百万円(同6.6%減)、四半期純利益は3,927百万円(同4.1%減)となった。なお会社計画(売上高285,000百万円、営業利益8,150百万円)に対する売上高の進捗率は71.2%、営業利益の進捗率は76.6%であった。

売上高が微減になったのは、2台目需要としてのタブレット端末を始めとした新規販売は伸長したものの、取替ユーザーへの販売価格が割高であることに起因した取替サイクルの長期化傾向にあることなどから総販売台数が前年同期比で3.0%減の207万台へ減少したことが主要因。また、通信キャリアからの手数料が減少したこともマイナス影響として働いたために、売上総利益は33,147百万円(同2.3%減)と微減益となり、売上総利益率も16.3%と前年同期に比べ0.2ポイント悪化した。なお、一方、販管費はコスト抑制に注力したことで26,906百万円(同1.3%減)と減少したものの、販売台数の減少や手数料の減少をカバーするには至らず、営業利益は減益を余儀なくされた。

(3)事業別動向

○コンシューマ事業
コンシューマ事業は売上高190,852百万円(前年同期比0.7%減)、営業利益は7,157百万円(同6.9%減)となった。アクセサリー等の携帯周辺商材や各種コンテンツ販売、「nexi(ネクシイ)」の販売は堅調に推移したものの、販売台数の減少と通信キャリアからの手数料減少のマイナス要因をカバーできなかったことが主要因。

販売台数を見ると、198万台(前年同期201万台)へ減少したが、量販店での販売台数が35万台(同39万台)へ減少したことが要因。対照的に、キャリア認定ショップにおいては、タブレット端末や光回線の販売強化を進めたことに加えて、顧客が快適に過ごせる店舗づくりを行った効果が顕在化したことなどから、販売台数は163万台(同162万台)へ増加するという、明るさもうかがえる内容となった。この結果、商品売上高は前年同期比0.8%減の145,003百万円、手数料収入は同0.6%減の45,848百万円となった。

○法人事業
法人事業も、売上高12,121百万円(同8.5%減)、営業利益1,524百万円(同6.4%減)と減収・営業減益となった。大型案件の減少もあり販売台数が9万台(同12万台)へ減少したことと、通信キャリアからの手数料減少が減収・減益要因となった。売上高の内訳を見ると、商品売上高が前年同期比7.9%減の3,867百万円、手数料収入は同20.2%減の5,294百万円へ減少した。対照的に、プリペイドカード情報は同22.7%増の2,959百万円と拡大トレンドが持続する好調な内容となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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