貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9418 UNEXT

東証P
4,265円
前日比
+50
+1.19%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
17.4 3.35 0.75 48.50
時価総額 2,564億円
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USENNEX Research Memo(5):2021年8月期のグループ経営方針を着実に実行


■USEN-NEXT HOLDINGS<9418>の業績動向

1. 2021年8月期のグループ経営方針
2020年8月期に中期経営計画「NEXT for 2024」の中間目標値(2022年8月期営業利益100億円など)を2年前倒して達成したが、2021年8月期には早くも中期経営計画最終目標値の(2024年8月期営業利益130億円など)を超える見通しとなった。これは、コロナ禍に対応しつつ成長を見失わないという気持ちを込めた、「今こそ、必要とされる次へ。」という新しいスローガンのもと、2021年8月期のグループ経営方針「新時代の組織形成」「IoT/DX商材の加速」「サステナブルな利益成長」を着実に実行していることが背景にあると言える。グループ経営方針の内容は、「新時代の組織形成」が、生産性の追求と評価、新しい働き方における新しい力の結集、スピード力の形成、「IoT/DX商材の加速」が、顧客アカウントの増大、顧客インフラの導入促進、IoT/DX商材の拡販、新技術商材の開発、「サステナブルな利益成長」が、高収益事業の回復と堅持、原価構造の見直し、高成長事業のさらなる加速、非中核事業の見直し??であり、それぞれが具体的な戦略目標を持っている。


コロナ禍にもかかわらず大幅増益を達成
2. 2021年8月期第2四半期の業績動向
2021年8月期第2四半期の業績は、売上高101,207百万円(前年同期比6.2%増)、営業利益8,021百万円(同35.0%増)、経常利益7,632百万円(同49.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4,373百万円(同80.0%増)となった。コロナ禍の影響により事業間の好不調はあったが、好調な事業が利益を大きく押し上げて大幅増益となった。特に、コロナ禍で急がれる業務店やホテル、病院、中小オフィスなどの店舗や施設の運営効率化をIoT化/DXによってサポートするという役割が求められたこと、また、個人向けコンテンツ配信が巣ごもり需要で大きく開花したことが要因である。この結果、通期業績を大きく上方修正することとなった。

第2四半期の景況感は、経済活動の再開やワクチン開発などにより徐々に持ち直しつつあった。しかし、2021年に入って新型コロナウイルス感染症の再拡大を受け、同年1月と4月に一部地域に緊急事態宣言が発令されるなど、コロナ禍はとどまるところを知らない。このため同社は、特に影響の大きい飲食業や観光業、宿泊業の顧客に対して、同社グループのシナジーを生かし、DXによる店舗運営・経営の効率化を支援、現在のみならずウィズコロナ/アフターコロナの時代にもマッチしたサービスをタイムリーに提供した。また、リモートワークの広がりを受け、オフィス内でのICT環境の構築、ICT環境に沿った新たな働き方の支援、「非対面・非接触」という社会的ニーズに即した商材・サービスを積極的に提案・提供した。一方、巣ごもり需要を背景に市場拡大に弾みがついたコンテンツ配信サービスは、動画や電子書籍の品ぞろえの拡充、サービスの強化、新規顧客の獲得に取り組み、事業規模の拡大を加速させた。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《NB》

 提供:フィスコ

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