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9414 日本BS放送

東証S
911円
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時価総額 162億円
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BS11 Research Memo(7):中期経営計画は順調に進捗。BS放送広告市場の伸びが低迷する中2ケタ成長を維持


■中長期の成長戦略

3. 中期経営計画の進捗状況
今中期経営計画の進捗状況は、業績的にも実態的にも、順調に進捗していると弊社では評価している。「業績の動向」の項で述べたように、日本BS放送(BS11)<9414>の2017年8月第2四半期決算は、売上高が計画を下回る一方、営業利益は計画を上回り、前年同期比では増収増益となった。売上高の未達と営業利益の上振れの原因は、特番の放送タイミングの後ズレだ。しかし第2四半期(累計)期間においても良質の番組提供の実現に向けて番組関連費用は前年同期比24.5%増となっており、戦略的・効果的な費用の投下は着実に実行されていると考えられる。これは中期経営計画が進捗している1つの証左と言えるだろう。

日本のBS放送の広告市場規模は、2000年代前半から右肩上がりで成長が続いており、今後も成長が持続するとみられているが、2015年からは伸び率が1ケタ台前半に低下している。電通<4324>「日本の広告費」によれば、衛星メディア関連の広告費市場は2015年に1,235億円(前年比1.5%増)と伸び率が急低下した後、2016年も1,283億円(同3.9%増)と1ケタ台前半の伸びが続いた。そうした中同社の増収率は、2016年8月期は前期比15.2%増となり、2017年8月期第2四半期は前年同期比10.4%増と2ケタの成長率を維持した。2017年8月期通期では前期比17.5%増を目指している。今第2四半期までの実績に基づいて“順調な進捗”との評価は充分正当化されると弊社では考えているが、今通期の売上高予想が達成されれば、2018年8月期のゴール達成への確信度が一段と高まると期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《MW》

 提供:フィスコ

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