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宇徳 Research Memo(7):物流事業は、内部固めにより収益の改善を目指す


■今後の見通し

1. 2018年3月期の業績見通し
宇徳<9358>の2018年3月期の連結業績は、営業収入が前期比10.5%増の56,400百万円、営業利益で同7.3%減の2,700百万円、経常利益で同5.2%減の2,900百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同16.5%減の1,900百万円と増収減益の見通しだ。

2. 事業別動向
(1) 港湾事業
港湾事業は、営業収入が前期比1.6%増の23,800百万円、経常利益が同16.1%減の1,800百万円を見込んでいるようだ。基幹航路でのコンテナ貨物の取扱量は前期並みを想定。自動車業界の適地適量生産により、車両の取扱量量は大きく伸びると見ていない。建設機械も、海外需要が低迷している。

邦船3社によるコンテナ船事業を統合する新会社は、2017年7月に設立される計画であるが、営業は2018年4月からが予定されている。新体制への移行のための準備作業に入っているものの、同社へ影響が出るのは来年度以降となるだろう。

(2) プラント・物流事業
同事業の営業収入は、前期比18.3%(4,977百万円)増の32,100百万円、経常利益で同4.7倍の1,050百万円を予想しているようだ。JEXからの事業譲受が通年で効いてくるため、輸入貨物の取扱量が増える。2017年4月から同社とのオペレーションを一体化したことから、収益面での改善が期待される。また、マレーシアで施工中の石油化学関連プロジェクトを始め、プラント工事は予定どおりの進捗が前提になる。JEXや町田物流センターのオペレーションと収益改善に注力する。東京五輪関係の動きは、出ていない。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《NB》

 提供:フィスコ

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