パスコが大幅続落、１７年３月期業績予想を下方修正し８期ぶり最終赤字に転落

　パスコ<9232>が大幅続落。７日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想について、売上高を５３５億円から５１８億円（前期比１．８％減）へ、営業利益を２０億円から８億６０００万円（同１５．４％減）へ、最終損益を１０億円の黒字から９億５０００万円の赤字（前期１億６０００万円の黒字）へ下方修正し８期ぶり最終赤字となるとの見通しが嫌気されている。

　国内部門で商業衛星撮影画像の販売において将来見込まれる損失について契約損失引当金繰入額を約５億円追加計上することや、海外部門の請負業務で、アフリカや中東における天候不順の影響などによる遅延で、将来見込まれる損失について工事損失引当金繰入額を約４億円追加計上することなどが要因。さらに、衛星事業における一部の事業資産について約９億円の減損損失を計上することや、遊休資産などについて除却損や減損損失を約５億円計上することなども最終損益を引き下げるとしている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）