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9119 飯野海運

東証P
1,239円
前日比
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PTS
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業績
単位
100株
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時価総額 1,349億円
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決算発表予定日

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飯野海運 Research Memo(2):120年の歴史を誇る海運会社、海運業と不動産業が両輪


■会社概要

1. 会社概要
飯野海運<9119>は1899年の創業(飯野商会、京都府舞鶴市)以来120年の歴史を誇る海運会社である。現在は資源・エネルギー輸送を主力とする海運業(外航海運業、内航・近海海運業)と、本社の飯野ビルディングを主力とするオフィスビル賃貸の不動産業を両輪として事業展開し、永続的な安定成長を目指している。

2019年3月期末の資本金は13,092百万円、自己資本比率は32.8%、1株当たり純資産は689円25銭、発行済株式数は111,075,980株(うち自己株式数5,268,871株)である。

2. 沿革
1899年、創業者の飯野寅吉(いいのとらきち)氏が京都府舞鶴市に飯野商会を設立して港湾荷役業及び石炭運送業に着手、1944年に現商号の飯野海運株式会社に改称、1949年、東京証券取引所に上場した。

1964年、海運集約に際して定期船部門を分離・譲渡し、以来、タンカー・不定期貨物船事業が主力。ケミカルタンカー事業に本格的に進出したのは1980年代。1991年にはインドネシア産LNGプロジェクトに参画してLNG輸送に進出、1993年にはカタール産LNGプロジェクトに参画、2001年には世界最大級のサウジアラビア・メタノール製造プロジェクトに参画した。

2004年海上運送業においてISO9001及びISO14001同時認証取得、2005年ビル賃貸業においてISO9001及びISO14001同時認証取得した。2011年飯野ビルディング建て替え1期工事が完了して開業。本社オフィスが日本初の「LEEDプラチナ認証」取得、2014年には飯野ビルディング2期工事が完了してグランドオープンした。2018年には旧東京桜田ビルを含む新橋田村町地区市街地再開発事業が本格始動、飯野ビルディング事務所基準階(7階~27階)がBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)評価で最高ランク5つ星を取得した。なお2019年7月に創業120周年を迎える。

3. グループ会社
2019年3月期末のグループ会社は、同社及びグループ会社70社(連結対象子会社56社、持分法適用会社5社、連結対象外の関係会社9社)の合計71社で構成されている。海外は現地法人や駐在員事務所など合計7拠点(シンガポール、ヒューストン、ロンドン、コネチカット、ドバイ、釜山、マニラ)に展開している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《SF》

 提供:フィスコ

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