三菱UFJモルガン・スタンレー証券のインバウンド関連のリポートでは、短期的に中国株調整、米利上げの影響への懸念があるものの、現時点でホテル予約に目立った減速兆候は出ていないと指摘。旅行計画から申し込みまでの意思決定期間が短い個人旅客、リピーターの増加傾向を考慮すれば、今後も堅調に推移するとの見方で、中長期的にみると運営権売却や滑走路増設など地方空港活性化、空き家対策と連携した中間所得層向けの民泊市場整備がプラス材料になると解説。
個別では、ホテル関連として、室料が上昇基調にあり、新規開発が進捗している共立メンテナンス<
9616>、藤田観光<
9722>、ユニゾホールディングス<
3258>、西日本鉄道<
9031>に注目。また、ホテル供給不足を補う民泊関連では、空き家掲載物件数トップのネクスト<
2120>、賃貸住宅管理やホテル運営に強みを持つレオパレス21<
8848>、スターツコーポレーション<
8850>にも収益拡大余地がると予想。インバウンド物流では、免税商品などに強いセンコー<
9069>を紹介している。
《MK》
株探ニュース