貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9068 丸全昭和運輸

東証P
4,640円
前日比
-145
-3.03%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.7 0.76 2.80 8.80
時価総額 957億円
比較される銘柄
NXHD, 
アルプス物流, 
SBSHD
決算発表予定日

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今期活躍必至の【連続最高益】銘柄リスト〔第2弾〕 <成長株特集>

 本特集では、時価総額1500億円以上の銘柄を対象とした「今期活躍必至の【連続最高益】銘柄リスト〔第1弾〕」(5月31日配信)に続き、“時価総額1500億円未満”の銘柄を対象に、20年3月期に経常利益ベースで過去最高益を達成し、21年3月期も成長継続を見込んでいる銘柄にスポットライトを当てた。

 下表では、時価総額が250億円以上1500億円未満(5月31日時点)の銘柄の中から、21年3月期の経常利益が連続で最高益を更新する見通しを示している21社を選び出し、「増益率が大きい」→「最高益の連続期数が多い」順に記した。なかでも、最高益更新の連続期数が多い銘柄は、利益を創出する競争力の強い商品やサービスを持つ企業が多く、今後も利益成長による最高益更新が期待される。

 増益率トップとなったのはJTOWER <4485> [東証M]。同社は商業施設など大型施設内における携帯キャリアの屋内インフラを共用設備で一本化する事業を展開している。21年3月期は設備投資効率化ニーズが高まるなか、国内を中心に共用装置の導入施設を伸ばし、経常利益は前期比21倍の1億0700万円と2期連続の最高益更新を見込む。今期中に5G共用装置の開発を完了させ、拡大が見込まれる新たな需要を取り込む構えだ。

 2位に入ったアイ・ピー・エス <4390> [東証M]の21年3月期経常利益は前期比53.5%増の16.5億円に拡大し、6期連続の最高益更新を計画する。海外通信事業で使用権を取得した国際海底ケーブルを利用した通信回線をケーブルテレビ事業者などに提供開始するほか、フィリピン国内通信事業では法人向けインターネット接続サービスが引き続き伸びる見込みだ。

 3位のAI inside <4488> [東証M]は主力とするAI技術を活用したOCR(光学式文字読み取り)サービス「DX Suite」のクラウド版や新製品「AI inside Cube」のユーザー数が拡大し、21年3月期の経常利益は前期比39.9%増の5.7億円に伸びる。1日には「DX Suite」の契約数が3000件を超えたと発表しており、今期業績の拡大期待が膨らんでいる。

 4位のグレイステクノロジー <6541> はマニュアルをクラウド上で管理・制作するe-manualの好採算案件獲得やAI搭載の眼鏡型次世代マニュアル「GRACE VISION」の販売拡大に注力し、今期経常利益は9期連続の最高益更新を目指す。足もとでは テレワークの導入や業務改善のために業務マニュアルの見直し依頼が殺到するなど、コロナ禍でも躍進が期待される。

 5位のSBテクノロジー <4726> はテレワークの定着やデジタル化の加速を背景にセキュリティ対策ソリューションの需要が伸びるほか、ソフトバンク <9434> のIT領域におけるベンダーマネジメント案件が拡大し、今期の経常利益は前期比18.7%増の36億円と2期連続の最高益更新を見込む。

 企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)化を支援するIT関連は、好決算を打ち出す企業が目立つ。12位にリスト入りしたコムチュア <3844> の21年3月期は主力のクラウドソリューション事業を中心に業績を伸ばし、売上高、経常利益ともに9期連続で過去最高を更新する見通しだ。今期に16期連続の増配を見込むなど、積極的な株主還元姿勢への評価も高い。

 このほか、7位のジャパンエレベーターサービスホールディングス <6544> 、10位のイー・ギャランティ <8771> は5月の決算発表後に上場来高値を更新している。独立系エレベーター保守会社のJエレベータは新型コロナウイルスの影響で企業の経費削減ニーズが高まるなか、メーカー系保守会社に対する価格面での優位性を前面に出して営業を推進し、保守契約を中心に受注を伸ばす計画だ。

 一方のイー・ギャランティは、信用リスク保証サービスの契約が引き続き伸びるほか、貸し倒れリスクの増加を背景に保証料率の引き上げを実施し、今期の経常利益は前期比9.1%増の30億円と17期連続の最高益更新を狙う。

           ┌─── 経常利益 ───┐  最高益  予想
コード 銘柄名     増益率 21年3月期 20年3月期 連続期数  PER
<4485> JTOWER  2040    107     5    2  1639
<4390> アイピーエス  53.5   1650   1075    6  26.1
<4488> AIins   39.9    572    409    2  234
<6541> グレイス    23.1   1166    947    9  79.3
<4726> SBテク    18.7   3600   3033    2  26.9
<7508> GセブンHD  16.8   7000   5995    6  15.2
<6544> Jエレベータ  14.7   3100   2703    4  70.9
<3925> ダブスタ    13.6   1255   1105    8  38.4
<6556> ウェルビー   11.0   1950   1756    8  32.7
<8771> イー・ギャラ   9.1   3000   2751    17  46.6

<3150> グリムス     6.9   2318   2168    6  18.1
<3844> コムチュア    6.2   3045   2867    9  46.2
<9068> 丸全運      5.5   10000   9477    7  8.5
<4113> 田岡化      3.3   2800   2710    7  14.0
<9728> 日本管財     2.3   7400   7232    4  15.4
<4423> アルテリア    2.0   8374   8209    2  18.4
<7874> レック      1.2   4300   4250    5  22.3
<2060> フィードワン   1.1   5800   5737    2  9.3
<9882> イエロハット   0.9   11200   11095    4  9.4
<9682> DTS      0.0   10850   10849    7  14.9

<9436> 沖縄セルラー   0.0   14080   14074    6  11.5

※経常利益の単位は百万円。連続期数は同一会計基準における期数。

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