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9037 ハマキョウレックス

東証P
3,850円
前日比
+20
+0.52%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.4 0.88 2.86 31.96
時価総額 732億円
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ハマキョウ Research Memo(3):進行中の中期経営計画達成に向け、引き続き3PLを強化していく


■中期経営計画、当面の展望・課題

ハマキョウレックス<9037>は、2018年3月期を最終年度とする中期経営計画を実施している。計画の目標値は、2018年3月期に営業収益105,000百万円、経常利益10,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益5,700百万円、1株当たり当期純利益299.91円、営業収益経常利益率9.5%を掲げており、想定どおり推移すれば達成できる見通しだ。今期の設備投資9,000百万円もこの計画に含まれている。

今後については、引き続き3PLを柱として位置付け、強化していく方針だ。セグメントの売上高で、2017年3月期は物流センター事業が貨物自動車運送事業を上回ったが、これからもその傾向が続くと想定されている。

物流センター事業は、新規受注獲得に努め、今後も年間15センターのペースで拡充を見込むという。これは決して机上の計算ではなく、現時点で商談中の案件が80~90件あることから、向こう数年は物流センターの増加ペースは変わらないと思われる。

貨物自動車運送事業については、先行き大きな単価上昇を見込んでいないが、東北、関東、東海地方を中心に伸びる余地があるという。主力である近物レックスは東北地方の新拠点拡充により効率化、固定費圧縮が進んでおり、従前どおり借入金返済に注力するとともに、新拠点拡充による事業強化も図る考えだ。さらに、シナジー効果が見込める場合は、今後もM&Aを実施。この資金については、キャッシュ、借入金で対応するとしている。

一方、株主還元に関しては、2017年3月期に年間40円配当と12.5円増配したのに続き、2018年3月期も5円増配し、年間配当45円を計画している。これまで低かった配当性向も、2017年3月期は15%まで上昇した。さらに、株主還元という意味も含めて自己株式買取りに加え、配当性向増加の見直しも継続して検討するとしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也)

《NB》

 提供:フィスコ

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