貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

9025 鴻池運輸

東証P
2,263円
前日比
-3
-0.13%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
11.1 0.91 2.74 1.59
時価総額 1,289億円
比較される銘柄
C&Fロジ, 
ヤマトHD, 
アルプス物流
決算発表予定日

銘柄ニュース

戻る
 

鴻池運輸 Research Memo(2):歴史ある大手物流会社。取引先は3,500社超、国内拠点190、海外拠点33


■会社概要

1. 会社概要
鴻池運輸<9025>は1880年に創業された歴史のある企業である。社名に「運輸」がついているが、主たる業務は単なる運輸事業だけではなく得意先の工場内・構内で各種の業務を請負う「複合ソリューション事業」(詳細後述)である。主要顧客とは50年以上の取引が続いており、顧客からの信頼は厚く、これが特色、強みともなっている。

現在の取引先は国内外合わせて約3,500社に上るが、上位20社で売上高の約40%を占める。2017年11月1日現在で、関係会社は59社(うち連結子会社42社)、国内拠点数は190(同社163、グループ会社27)、海外拠点数は33、連結従業員数は約22,000人となっている。

2. 沿革
同社の創業は古く、1880年に遡る。創業者である鴻池忠治郎(こうのいけちゅうじろう)氏が大阪、伝法の地(現在の此花区)において運輸業を開始したのが始まりである。その後1945年には法人として鴻池運輸株式会社が設立され、1900年には日本鋳鋼所(現在の新日鐵住金<5401>)の荷役と運搬作業を請負う「工場構内請負業務」を開始した。さらに1951年には食品分野において「工場構内請負業務」を開始、1953年には大手飲料メーカーから工場構内作業を受注した。これらの「工場構内請負業務」が現在の「複合ソリューション事業」の源流となっており、現在でもこれらの鉄鋼や食品メーカーは、同社の主要顧客となっている。

その後1962年には倉庫業、1963年には海上貨物運送事業、1979年には航空貨物運送事業、1985年には定温物流事業、1991年には空港関連事業、1994年には医療関連事業と、提供サービスや業務範囲を順次拡大させていった。さらに1984年には初の海外拠点としてシンガポールに現地法人を設立し、その後も海外展開を加速化させている。2013年3月、創業134年目にして東証1部に株式を新規上場した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《MH》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均