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9025 鴻池運輸

東証P
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時価総額 1,279億円
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決算発表予定日

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鴻池運輸---鉄鋼関連分野の持ち直しが寄与し増収


鴻池運輸<9025>は10日、2018年3月期第1四半期(17年4~6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.5%増の669.13億円、営業利益が同2.9%減の30.31億円、経常利益が同0.1%減の31.38億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同12.7%減の19.54億円となった。

物流業界において、原油価格下落効果の一巡に加え、人手不足の深刻化によるコスト負担増により、依然として厳しい状況であったが、鉄鋼関連分野の持ち直しや、メディカル関連分野の院内物流等の増加、空港関連分野のグランドハンドリング業務等の好調持続により増収となった。

複合ソリューション事業においては、鉄鋼関連分野について、粗鋼生産量の減少により生産工程付帯業務は前年並みに止まったが、製鉄所内の火力発電所工事受注や、子会社における亜鉛等のリサイクリング業務の好調により、全体として増加した。食品関連分野においても、飲料等製造請負業務ならびに配送センター業務が堅調に推移した他、メディカル関連分野における院内物流等の増加や、空港関連分野でのグランドハンドリング業務ならびに機内清掃業務の伸長も寄与した。
国内物流事業においては、昨年移転した顧客センター内におけるオフィス用品の配送センター業務が好調を維持したことに加え、取扱ブランドの増加によりアパレル品取扱業務が伸長したこと、配送先店舗数の増加によりコンビニエンスストア向け商品の配送センター業務が増加した。
国際物流事業においては、中国からの家電製品輸入業務の低迷や、子会社における鋼材輸送業務の伸び悩み、昨年好調だったタイ子会社における冷菓取扱業務が減少したが、アジア向け電子部品輸出業務の増加や、自動車部品の搬送装置取扱業務の獲得に加え、産業機械の輸送ならびに据付業務が増加した。一方、アメリカ子会社における新冷凍・冷蔵倉庫の建設遅れにより既存倉庫の修繕費が増加した。

2018年3月期通期の業績予想は、売上高が前期比7.7%増の2,781.00億円、営業利益が同7.5%増の110.00億円、経常利益が同5.4%増の113.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.3%減の70.00億円とする期初計画を据え置いている。

《MW》

 提供:フィスコ

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