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2015年11月13日20時00分

郵政の“次”、「JR九州」上場で買われる株 <株探トップ特集>


―「残された大物」16年秋公開説で関連株に注目!―

 4日に新規上場した郵政3社は市場の予想を上回る好スタートを切った。郵政グループの上場を経て、「民営化関連株のIPOは買い」という認識が一段と強まっている。このなか、民営化関連の残る大物企業として「JR九州 <9142> 」が注目されている。市場では「来年秋にも株式上場するのでは」との観測が強まっており、同社のIPOを視野に、早くも関連株をマークする動きが出ている。

●事業多角化で収益拡大

 JR九州は、早ければ来年秋にも株式市場へ登場するとの見方が強まっている。

 今年6月には、改正JR会社法が成立。JR九州は原則、国の関与を受けずに経営ができるようになった。JR九州が上場すれば、93年のJR東日本 <9020> 、96年のJR西日本 <9021> 、97年のJR東海 <9022> に続くJR4社目となる。

 JR九州は、山手線や東海道新幹線といったドル箱路線を持たない。このため、分割民営化以降、事業多角化を進め、さまざまな観光列車を走らすなど経営努力を続けてきた。11年には九州新幹線が全線開業したほか、豪華寝台列車「ななつ星in九州」も人気となっている。また、「JR博多シティ」など駅ビル事業や分譲マンション、ドラッグストアチェーン事業などを展開している。

 15年3月期の連結業績は営業収益が3574億円(前の期比0.7%増)と5期連続増収、営業利益は127億円(同40%増)と2期連続の増益だ。ただし、鉄道部門は依然赤字の状態にあり、経営安定基金の扱いも課題となっている。

●長期的な投資対象として魅力的

 公益企業では、東京メトロや大阪市営地下鉄などがIPO候補銘柄として名前が挙がるが、なお先行きは不透明であり、郵政3社が株式上場を果たしたいま、JR九州は残された“大物候補銘柄"だ。市場では、JR九州の上場時の時価総額は5000億円とも7000億円ともいわれている。

 直近の郵政3社が好スタートを切ったこともあり、JR九州の株式上場に際しては高い関心を集めるとみられている。「民営化企業は経営合理化の余地があるほか、新規事業での成長ポテンシャルも大きく長期的な投資対象として魅力的」(アナリスト)との声もある。

●九州経済の活性化要因に、関連銘柄に注目

 こうしたなか、注目されるのは、JR九州の関連銘柄の動向だ。

 九州地域の経済活性化でふくおかFG <8354> 、十八銀 <8396> など九州地区の銀行株は見直されそうだ。九州電 <9508> にも見直し買いが期待されるほか、西鉄 <9031> は上場時の参考企業となるとみられる。

 九州観光関連には追い風が期待され、テーマパーク「ハウステンボス」や九州産業交通ホールディングスを抱えるHIS <9603> 。また、KNTCT <9726> 、ニッコウトラ <9373> [東証2]など九州ツアー絡みの旅行関連銘柄も物色機運が高まりそうだ。インバウンド需要にも絡み、ディスカウントストアのMrMax <8203> 、九州の老舗百貨店の井筒屋 <8260> 、ベスト電 <8175> 、ドラッグストアのコスモス薬品 <3349> 、福岡を拠点に高級和食店を展開する梅の花 <7604> [東証2]などに追い風となる。

 このほか北九州が本店の若築建 <1888> 、九州地区の電気通信工事で最大手の西部電工 <1937> やビル改装に絡む九電工 <1959> なども注目されそうだ。

株探ニュース

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