貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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9007 小田急電鉄

東証P
1,761.0円
前日比
-46.5
-2.57%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.6 1.58 1.25 31.28
時価総額 6,489億円
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白鳩 Research Memo(6):売上高は5,550百万円の見通し。利益予想は中期経営計画と合わせて開示する見通し


■2018年8月期の業績見通し

2018年8月期について白鳩<3192>は、売上高を5,550百万円(前期比9.2%増)とするほかは、利益に関しては予想を公表していない。その理由について同社は、現在、成長・新規事業を含めた5ヶ年中期経営計画を策定中であり、その内容がまだ固まっていないため合理的な投資や費用の見積りができないからとしている。

前述のように、同社の評価軸は利益よりも売上高であるというのが弊社の考えだ。利益予想が開示されない状況に落ち着かなさを感じることは否定できないが、まずは成長戦略の柱の1つである“既存事業における2ケタ成長の継続”という目標を、同社がきっちりやり遂げることができるかどうかを見守りたいと考えている。

今期の利益見通しは中期経営計画の発表に際して公表されるとみられる。新規事業の内容によっては、その費用が今期から先行的に発生する可能性もある。その結果として、一時的に利益率や利益水準が現状の水準から落ち込む可能性がある点は想定しておくべきだと弊社では考えている。前述のように、同社は倉庫・配送設備を拡充して委託販売事業に進出することや、ECシステムを活用した事業への進出などを検討しており、その関連で今期から先行的に費用が発生する可能性もあるためだ。

中期経営計画並びに今期利益見通しの発表のタイミングは、今期の後半になる可能性があると弊社では予想している。同社が2016年11月に実施した第三者割当増資により小田急電鉄<9007>が同社の株式の20.19%を保有するに至ったことが背景にある。小田急電鉄は現在2018年3月期を最終年度とする中期経営計画に取り組んでいるが、前回の例にならえば2018年4月下旬の決算発表に際して新中期経営計画を発表する可能性が高い。同社の中期経営計画(及び今期利益見通し)発表もそのタイミングとなる可能性があると弊社ではみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《MW》

 提供:フィスコ

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