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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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8940 インテリックス

東証S
590円
前日比
+3
+0.51%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
19.3 0.42 3.05 11.12
時価総額 52.7億円
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インテリックス Research Memo(3):迅速な仕入体制と独自開発したリノベーションに関する施工ノウハウが強み


■事業概要

2. インテリックス<8940>の強み
リノヴェックスマンション事業における同社の強みは、第1に採算が見込める優良物件を迅速に仕入れる体制を構築していることが挙げられる。不動産仲介会社から寄せられる売却物件情報に関して、同社では1~2日で担当者が現場の状況を確認し、最終的な仕入れの判断を行っている。通常、大手不動産会社であれば仕入れの判断に1週間程度の時間がかかると言われており、同じタイミングで売却物件情報を入手した場合、同業他社よりも優良物件を仕入れる可能性が高くなる。ただ、最近では中古マンション市場の拡大を背景に首都圏では参入企業が増え、従来のように適正価格で仕入れることが難しくなってきている。このため、首都圏については規模の拡大を追わず、収益性を重視した仕入活動を行い、地方拠点の拡大によって成長を図る方針を打ち出している。

第2の強みとして、マンションの戸別リノベーションにおいて独自開発した施工ノウハウを確立していることが挙げられる。マンションの戸別リノベーションでは戸建住宅と比較して、近隣住戸への配慮が必要となるため、短期間での施工や騒音・振動対策が求められる。同社ではこうした課題を解決する工法として、Good-Infill工法を開発している。Good-Infill工法とは、工場で事前に加工した木質パネルを施工現場で組み立てる工法で、ネジや釘を極力使わないため騒音や振動が発生しにくく、熟練工でなくても短期間でほぼ均一な品質で仕上げることが可能といったメリットがある。さらに、マンションの場合は電気配線や水道、ガス管など生活インフラ部分を共有しているため、工事の際にはその取扱いに十分注意する必要がある。同社ではこうしたマンションのリノベーションにおける施工マニュアルを作成しており、施工を行う協力会社のサービス品質の維持向上に努めている。こうした同社の施工ノウハウは業界でも高く評価されており、同業他社からのリノベーション施工の請負受注増加の要因となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《SF》

 提供:フィスコ

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