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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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8919 カチタス

東証P
1,811円
前日比
-66
-3.52%
PTS
1,819円
20:55 04/19
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
15.9 3.71 2.98 0.35
時価総額 1,424億円
比較される銘柄
GAテクノ, 
ケイアイ不, 
タスキHD
決算発表予定日

銘柄ニュース

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利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第1弾 27社選出 <成長株特集>

 本特集では、10月下旬から11月中旬までの決算集中期間に配信した「利益成長“青天井"銘柄リスト」を、“全期間”を対象に再構成した総集編をお届けします。今回は総集編 第1弾として、時価総額1500億円以上の東証1部銘柄を対象に、19年7-9月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄をリストアップした。

 下表では、本決算月にかかわらず、19年7-9月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している27社を選び出し、7-9月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。

 上振れ率トップとなったのはメニコン <7780> 。7-9月期(第2四半期)の経常利益は26.7億円と過去最高だった直前の4-6月期実績を41.1%も上回って着地。定額制コンタクトレンズ「メルスプラン」の会員数増加が継続し、1日使い捨てレンズの販売が拡大したほか、消費増税前の駆け込み需要も追い風となった。また、原価低減や販管費の抑制効果も利益を押し上げた。業績好調を踏まえ、20年3月期の経常最高益予想をさらに10.9%上乗せした。

 2位に入ったオープンハウス <3288>の7-9月期(第4四半期) は住宅分譲事業を展開するホーク・ワンの買収効果などで戸建て住宅の引き渡し件数が伸びたうえ、マンション販売も好調だった。あわせて発表した20年9月期の経常利益は前期比14.7%増の630億円と8期連続の最高益更新を見込む。好決算を受けて株価は連日急騰し、11月25日に上場来高値3560円をつけたが、その翌日に「政府が海外住宅投資の節税を認めない」との報道が伝わると決算発表前の水準となる2800円台まで急落した。

 続く3位の三浦工業 <6005> はバラスト水処理装置をはじめ舶用機器の販売が好調だったほか、設立60周年フェアの開催で小型貫流ボイラーや高圧蒸気滅菌器なども伸びた。販売促進費や人件費の増加があったものの、国内事業の伸長で吸収し、7-9月期(第2四半期)経常利益は前年同期比23.8%増の62億円に膨らんだ。

 4位にリストアップされた日本M&Aセンター <2127> の7-9月期(第2四半期)は後継者不足などを背景にM&A需要が高まるなか、M&A成約件数が285件(前年同期は212件)と大幅に増加した。上期(4-9月)経常利益の通期計画に対する進捗率は68.5%に達しており、業績上振れが期待される。

 5位に入ったのは美容室向けヘア化粧品で国内トップのミルボン <4919> 。7-9月期(第3四半期)は「ミルボン」「オージュア」といったプレミアムブランドの販売が伸びたほか、染毛剤部門では一昨年に投入したファッションカラー剤が引き続き好調だった。また、消費税増税前の駆け込み需要も追い風となり、2四半期連続で過去最高益を更新した。

 8位のゼンショーホールディングス <7550> は主力牛丼チェーン「すき家」、回転すしの「はま寿司」の既存店売上高が好調に推移したほか、昨年11月に買収したテイクアウト寿司店を展開する米アドバンスド・フレッシュ・コンセプツの業績上積みも寄与し、7-9月期(第2四半期)は経常利益ベースで12四半期ぶりの最高益更新を果たした。

 9位にリスト入りした因幡電機産業 <9934> は電設資材の専門商社。7-9月期(第2四半期)は政府の熱中症対策による学校空調の導入拡大を受けて、利益率の高い自社製品の被覆銅管が大きく伸びた。商社部門では東京五輪関連の建設需要を背景に電線ケーブル類の販売が増加した。絶好調な決算に加え、株式分割、自社株買いの実施と立て続けに好材料を発表しており、株価は連日で上場来高値を更新している。

 17位のオービック <4684> 、24位の朝日インテック <7747> 、27位のインフォマート <2492> も決算発表後に株価は上場来高値を塗り替えている。オービックの7-9月期(第2四半期)は大企業向けに統合業務ソフト「OBIC7シリーズ」の導入が拡大したうえ、システムの運用支援やクラウドサービスも増勢だった。

 朝日インテックは心臓の血管治療に使われるPTCAガイドワイヤーの販売が米国や中国などで伸びた。また、インフォマートは主力の飲食業界向け受発注、規格書プラットフォームの利用拡大でシステム使用料が増えたほか、大型システム開発投資の償却期間満了に伴うソフトウエア償却費の減少も利益を押し上げた。

           ┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名     上振れ率 7-9月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高  PER
<7780> メニコン     41.1  2671   1893   27.5   7197   5645 35.0
<3288> オープンH    34.4  20822  15490   14.7  63000  54926  7.7
<6005> 三浦工      23.8  6202   5011    3.9  17800  17130 32.2
<2127> 日本M&A    21.9  5317   4363    7.7  13500  12533 67.0
<4919> ミルボン     19.1  1980   1662    6.5   6190   5811 45.8
<4091> 大陽日酸     13.5  22567  19883   39.3  86500  62083 18.5
<8593> 三菱Uリース   13.4  29716  26194    1.4  94000  92672  9.0
<7550> ゼンショHD   12.5  8796   7822   14.7  22133  19300 35.3
<9934> 因幡電産     11.9  4956   4427    5.7  15300  14477 15.7
<2317> システナ     11.8  2144   1918   13.7   7622   6706 33.0

<1893> 五洋建      10.8  9225   8324   11.0  29500  26569 10.1
<8919> カチタス      9.8  2914   2654   15.5  10094   8740 25.5
<9616> 共立メンテ     9.8  5953   5420    7.5  15400  14321 18.8
<8425> みずほリース    8.9  7102   6519    4.4  25300  24226  9.3
<4967> 小林製薬      8.3  9812   9058    1.9  27900  27374 36.9
<2201> 森永        7.9  7025   6510    3.0  21400  20767 19.0
<4684> オービック     6.2  12246  11533    7.6  45100  41927 40.5
<4206> アイカ       5.4  5894   5590    3.5  22000  21249 16.8
<8424> 芙蓉リース     4.5  12023  11506    7.2  42000  39166  8.3
<9044> 南海電       3.3  9938   9617    9.3  32500  29733 16.1

<2371> カカクコム     3.2  7007   6791    6.7  26500  24839 31.4
<9048> 名鉄        3.2  16798  16278    0.8  52000  51599 22.2
<3360> シップHD     2.9  7757   7541    1.9  19300  18935 19.3
<7747> 朝日インテク    2.1  4959   4857    3.6  15373  14833 72.4
<9989> サンドラッグ    1.5  10389  10235    1.4  37300  36792 18.4
<4921> ファンケル     1.3  4601   4543   22.3  15100  12348 32.7
<2492> インフォMT    0.7   718   713    3.2   2410   2335  134

※18年10月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した03年4-6月期以降の業績に基づいたものです。

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