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8908 毎日コムネット

東証S
804円
前日比
-3
-0.37%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
10.2 1.28 3.48 176
時価総額 145億円
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毎コムネット Research Memo(8):不動産ソリューション事業で全国展開、今春京都・広島に3棟オープン


■中長期の成長戦略

1. 不動産ソリューション事業で全国展開を推進
毎日コムネット<8908>の管理物件は、全192棟、8,456戸(2016年5月期末)であるが、そのほとんどが首都圏の大学周辺の立地となる。全国展開(地方展開)に向けた戦略は、当面の注力都市である京都と広島で物件が完成し、募集フェーズに入った。今春オープンする5棟506戸のうち、3棟266戸は京都・広島の物件であり、約半数が地方物件となる。

地方物件3棟は、カレッジコート京都下鴨東(食事付学生寮、63戸、最寄り駅徒歩4分、自社所有)、カレッジコート広島大学前(食事付学生寮、127戸、東広島キャンパス徒歩3分、自社所有)、カレッジコート京都鴨川(食事付学生寮、76戸、最寄り駅徒歩7分、サブリース)であり、首都圏と比較して、部屋数が多めであり、自社所有での展開が多い点に特徴がある。まずはスピーディな開発が可能な自社所有物件で地方展開に弾みをつけたい考えだ。

2. ワークス・ジャパンを第3の柱に
ワークス・ジャパンは、2010年設立の若い会社であり、2015年に連結子会社となった。大企業の人事部門向けに人材採用広報サービスや人材採用システム提供を行っている。具体的には、企業が学生を採用する際に活用するWebサイトやパンフレットを制作、説明会やイベントの開催、応募した学生とのやりとりを管理するシステムの提供などが業務となる。また、(株)日本経済新聞社が行う「日経カレッジカフェ・アカデミー」の運営事務局を担っており、企業としての信用も向上している。この取り組みは、学生を対象に、様々な分野で活躍する社会人講師により仕事の魅力を伝え、受講者の職業観を育成することを目指したものであり、イベント運営能力や学生集客能力が評価されて抜擢されたものだ。現在の顧客は一部上場クラスの大企業がほとんどであるが、将来的には中堅企業への拡大も可能と考えられ、第2新卒や外国人の雇用などまだ開拓の余地があり、伸びしろは大きい。

企業と学生の出会いの場として活用されている本社セミナールーム(神田)は高稼働が続いており、2016年8月には大阪セミナールーム(心斎橋)も開設し、サービスメニューを充実させる。

人材ソリューション部門の売上高は2016年5月期の2,048百万円から、2017年5月期は2,160百万円(前期比5.4%増)へ拡大を予想している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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