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8897 ミラースHD

東証P
516円
前日比
+19
+3.82%
PTS
516.2円
13:32 03/29
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単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
6.7 1.00 4.65 21.53
時価総額 624億円
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清水洋介氏【トレンド完全転換、日経平均はどこまで上がる?】(2) <相場観特集>


―日経平均480円高で“新潮流”発生、ここからの相場展望は―

 大型連休明けとなった8日の東京株式市場ではリスクを取る動きが加速、日経平均株価が一時480円高超に買われ2万円大台を目前に捉えている。世界が固唾を飲んで見守った仏大統領選の決選投票は中道系独立候補のマクロン氏が大勝、これが全体相場を押し上げる格好となった。投資家心理が急速に改善するなかで、今後の相場展開をどう読むか。第一線で活躍する市場関係者のプロの視点を紹介する。

●「2万円前後が上値メド、食品、不動産株に妙味」

清水洋介氏(Argo Navis フィナンシャルコンシェルジュ)

 8日の日経平均株価は大幅高となったが、この上昇の背景には、空売りしていた筋の買い戻しが流入したことがあるだろう。また、北朝鮮情勢を巡る地政学リスクが後退したほか、フランス大統領選を無難に通過し懸念材料がこなされたこともプラス要因となった様子だ。

 なかでも、米国の利上げが予想通り6月あるいは9月には実施される見通しが強まったことは注目できる。前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や米4月雇用統計の結果をみて利上げの可能性が高まったことは大きい。

 ただ、前週の雇用統計などを経ても為替相場はさほど動いていない。年3回の利上げは為替相場には大分織り込まれている。株式市場も、空売り筋の買い戻しなどで上昇したが一段の上値追いには新たな材料が必要だと思う。

 こうしたなか、6月初旬までの今後一カ月の日経平均の想定レンジは、下値は1万9200円前後、上値は2万円前後と狭い範囲での値動きを予想している。状況次第では、5月はやはり株価急落でヒヤリとする局面があるかもしれないとも警戒している。

 個別銘柄では、味の素 <2802> や山崎製パン <2212> などの食品株のほか、いちご <2337> やタカラレーベン <8897> といった中小型の不動産株などが出遅れており、投資妙味があるとみている。

(聞き手・岡里英幸)

<プロフィール>(しみず・ようすけ)
大手証券会社に入社後、外資系証券会社、外資系オンライン証券会社などを経て、証券アナリスト、テクニカル分析の第一人者として、「チャートの先生」「ストラテジスト」の役割でテレビのレギュラー出演や雑誌の連載などで活躍。現役ディーラーとしても日々相場と対峙している。10年以上続いているメールマガジン「日々是相場」や投資に関しての講演などを行っている。2014年5月株式スクール開校、証券投資の本質、株式投資の楽しさを啓蒙している。

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