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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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8871 ゴールドクレスト

東証S
2,531円
前日比
-24
-0.94%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
28.0 0.65 3.16 42.74
時価総額 906億円
比較される銘柄
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高成長【始動】候補リスト〔第1弾〕 17社選出 <成長株特集>

 本特集では、製品・サービスの販売拡大もしくは買収や提携などにより、高成長に向けて動き始めた可能性が高い銘柄を探った(9月27日現在)。

 今回は第1弾として、時価総額250億円以上1500億円未満の銘柄の中から、本決算月にかかわらず直近四半期に前年同期比で【10%増収・20%経常増益】を2四半期もしくは3四半期連続で達成した銘柄を、“高成長「始動」候補”として17社を選び出し、直近四半期の増益率が大きい順に記した。連続で収益が拡大し始めた企業は、これから高成長が期待できる有力候補として注目していいだろう。

 なお、四半期業績の収益動向は、株探プレミアム会員向けコンテンツとして先月リリースした 四半期業績「成長性」タブで簡単に確認することができる。四半期業績「成長性」タブでは、個別銘柄の決算ページにある四半期の売上高、営業利益、経常利益、修正1株利益の4項目について前年同期比の変化率を最大20四半期分表示。業績の成長期入りの初期段階を捉えるために有効なコンテンツとなっている。

 直近四半期の増益率トップとなったのは日新電機 <6641> 。19年4-6月期(第1四半期)は売上高が前年同期比23.7%増の228億円、経常利益は同15.4倍の11.1億円に拡大して着地。高精細フラットパネルディスプレー製造用イオン注入装置が好調だったほか、国内企業や中国・台湾の電力会社向けに電力機器の販売が伸びた。また、製品採算の改善や原価低減を進めたことも大幅増益につながった。

 2位に入ったのは会計ソフトをはじめとする基幹業務パッケージ大手のピー・シー・エー <9629> 。4-6月期(第1四半期)は働き方改革の進展やWindows7のサポート終了に伴うパソコン買い替え需要を追い風に、主力の会計ソフトやクラウドサービスの好調が継続し、3四半期連続の大幅増収増益を達成した。

 3位の淺沼組 <1852> は消費増税を見据えた民間企業の駆け込み受注を背景とした高水準な手持ち工事が順調に進み、2四半期連続で業績高変化を遂げた。同社は株主還元を強化しており、今期配当は前期比55円増の208円を計画する。業績成長と株主還元姿勢が評価され、株価は約1年2ヵ月ぶりの高値圏に浮上したが、配当利回り(期末一括)は5.2%と依然として高水準が続く。

 4位のゴールドクレスト <8871> は新築マンションの引き渡し戸数が大幅に増加し、4-6月期(第1四半期)の売上高は前年同期比2.9倍の182億円、経常利益は同4.9倍の81.9億円と急拡大して着地。第1四半期経常利益の通期計画(91億円)に対する進捗率は90.1%に達しており、業績上振れが有望視される。

 5位のM&Aキャピタルパートナーズ <6080> はM&A大型案件の成約件数が増加し、4-6月期(第3四半期)は3四半期連続で2ケタ増収増益を達成した。19年9月期第3四半期累計(18年10月-19年6月)の経常利益は通期計画に対して進捗率が91.0%に到達しており、上振れする可能性が高いとみられる。

 6位のアイ・アールジャパンホールディングス <6035> はアクティビスト(物言う株主)の活動が活発化するなか、実質株主判明調査や議決権関連業務、投資銀行業務などの受注が拡大し、4-6月期(第1四半期)は売上高が前年同期比56.4%増の21.6億円、経常利益は同2.2倍の12.4億円といずれも過去最高を大きく塗り替えた。株価は8月30日に上場来高値4490円をつけたあと、利益確定売りがかさみ1100円幅の調整を入れたが、足もとでは再び上昇基調に転じている。

 8位にリスト入りしたアミューズ <4301> の4-6月期(第1四半期)はサザンオールスターズをはじめとする大型コンサートツアー開催でイベント収入が増加したうえ、コンサート関連グッズや音楽パッケージの販売も好調だった。また、利益率の高いCM収入が伸びたことも収益拡大に貢献した。業績好調を踏まえ、通期業績予想を上方修正したが、第1四半期経常利益の修正した通期計画に対する進捗率は69.2%と高水準であり、更なる上振れが視野に入る。

 9位のシグマクシス <6088> はAIを活用したシステム開発に強みを持つコンサルティング会社。4-6月期(第1四半期)の売上高は前年同期比29.1%増の38億円と四半期ベースの過去最高を更新、経常利益も同66.9%増の2.9億円に膨らんだ。システム刷新などの大規模プロジェクト案件や基幹業務システムのクラウド化サービスが伸びたうえ、コンサルタントの生産性が向上したことも収益押し上げ要因となった。

           ┌─ 経常利益 ─┐ ┌─ 売上高 ─┐ 増収増益 予想
コード 銘柄名    増益率 直近四半期 増収率 直近四半期 連続期数  PER
<6641> 日新電     1444    1112  23.7   22885    2  13.8
<9629> PCA      767    598  31.0    3073    2  25.7
<1852> 浅沼組      398    1204  29.6   32343    2   7.7
<8871> ゴールドクレ   389    8199  193.0   18200    2  12.3
<6080> M&Aキャピ   174    1194  86.0    2729    3  27.5
<6035> IRジャパン   115    1241  56.4    2169    3  47.8
<1861> 熊谷組     90.2    3909  11.1   89142    2   7.0
<4301> アミューズ   88.6    3012  11.2   17764    2  17.8
<6088> シグマクシス  66.9    297  29.1    3804    2  26.4
<9450> ファイバーG  51.2     65  30.3    1398    2  43.4

<8117> 中央自     40.6    1371  22.1    5413    3   8.6
<8935> FJネクスト  40.2    2700  25.4   22231    2   4.9
<1969> 高砂熱     29.8    3844  14.2   72424    2  10.0
<6571> QBNHD   26.7    645  11.6    5652    2  20.4
<6569> 日総工産    26.0    490  12.4   17983    2  13.6
<4722> フューチャー  20.5    1623  15.8   11365    3  19.4
<7250> 太平洋工    20.4    2964  33.5   42924    2  11.9

※売上高、経常利益の単位は百万円。増益率、増収率は前年同期に比べた増加率、単位は%。連続期数は四半期ベースの連続回数。

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