三井不動産<
8801>、三菱地所<
8802>、住友不動産<
8830>など大手をはじめ不動産株が買われている。国土交通省が22日発表した2016年1月1日時点の公示地価は全国平均で前年比0.1%上昇し、08年以来8年ぶりの上昇を示した。緩和マネーの浸透に加え、大都市圏で訪日客急増に伴う商業施設やホテル需要の高まりなどが地価上昇に貢献した。不動産セクターは日銀のマイナス金利導入に伴い、有利子負担の低減や調達金利の急低下、住宅ローン金利の引き下げなど環境面で追い風が強まっていたが、大都市圏地価の上昇を受けて改めて見直し買いが優勢となっている。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)