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8739 スパークス・グループ

東証P
1,875円
前日比
-75
-3.85%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
2.53 3.52 10.04
時価総額 786億円
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【実況!決算説明会】スパークス・グループ<8739>---2022年3月期第1四半期決算


このコンテンツは、スパークス・グループ<8739>の2022年3月期第1四半期決算説明会の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。


【2022年3月期第1四半期の業績について】
(ナレーション)
スパークス・グループ2022年3月期第1四半期決算の概要及びビジネストピックについて説明いたします。
まず、新型コロナウイルス感染症に罹患(りかん)された皆様、及び 関係者の皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。また、日々不眠不休で働かれている医療関係者の皆様には心より感謝申し上げます。

簡単に当第1四半期決算の概要を説明いたします。
営業収益は、前年同期の27億9百万円から33億11百万円となり、22.2%の増加となりました。これは、主に平均運用資産残高が25.9%増加したことにより残高報酬が増加したことによるものです。
一方、営業利益については、残高報酬の増加に加えて、成功報酬の計上もあり、さらには費用が前年同期比で同水準であったことにより、9億26百万円から14億70百万円となり、58.6%の増加となりました。
上記に加えて、投資有価証券の一部売却に伴う売却益を約1億円計上したことにより、当期純利益は前年同期の5億28百万円から10億64百万円となり、101.2%の増加となりました。また、基礎収益も残高報酬の増加により、前年同期9億25百万円から14億43百万円となり、56.0%の増加となりました。

Q:今回の決算のポイントは何でしょうか。

(阿部社長)
昨年からマーケットの追い風を受けて、預かり資産が拡大したことが増収の大きな要因でした。
また、収益性が高くなっていることは、スパークスのハイブリッドモデルがうまく機能していることだと思います。成功報酬が株式運用から1億5千万円、再生可能エネルギーから1億円寄与しました。
基礎収益が56%増加していることは、まさにスパークスの収益を生む基礎体力が確実に強くなっていることだと考えております。新しい投資戦略の開発・実践を通じて、常に新しい領域を切り開き、築いてきたスパークスの投資会社としての非常にユニークなビジネスモデルを、これからも一層強化させるべく努力したいと思います。それが収益力の強化に現れてくると考えます。
一方、課題は、スパークスの運用のクオリティ、組織の強さ及びその潜在力に対して、私達の投資力とキャパシティが十分に使われていない、ビジネスとして顕在化していないということだと思っています。もっと多くの投資家にスパークスの魅力をアピールしてご理解を得るべく一層の努力をしていきたいと思います。
以前申し上げた通り、預かり資産を2026年3月末までに現在の2倍の3兆円に増加させることが当面の目標であります。そこに到達できるよう、スパークスの役職員心を一つに全力で頑張ります。
収益成長させることによって、継続的、より厚い株主還元を続けていくべく最善を尽くしてまいります。この度、株主還元の一環として、百万株または2億5千万円を上限に自社株買いを実行することを先日発表させていただきました。

【未来創生3号ファンドについて】
Q: 「未来創生3号ファンド」設立について、プレスリリースされておりました。新たに「カーボンニュートラル」を投資分野に加えたことについて教えていただけますでしょうか。
(阿部社長)
未来創生1号・2号ファンドに続き、第3号ファンドを設立することとなり、去る8月2日にその旨をプレスリリースさせていただきました。
これまでと同様、トヨタ自動車様、三井住友銀行様に、それぞれアンカー投資家として参加をいただけることとなりました。
このファンドについては、今期中に1,000億円の規模することを目標に、これまでの投資家及び年金等の投資家を中心にお話しをさせていただきたいと思います。1,000億円の目標が無事に達成できますと、業界最大級のベンチャーファンドの投資会社になると自負しております。
1号、2号ファンドでは、時代が要請する重要な技術領域を設定してきました。1号ファンドでは、現在の社会システムを維持し、経済成長を続けるにはサービス分野を含めた生産性の向上が必須であり、このためには知能化技術、ロボットの技術の更なる進歩が必要であるとの認識からファンドを設立いたしました。また、1号ファンド設立する当初から、水素は、環境負荷の少ないクリーンなエネルギーとして将来の主要なエネルギー源になると考えており、アンカー投資家であるトヨタ自動車様、三井住友銀行様との話し合いを通じて、3分野に投資領域を絞りました。2号ファンドではこの3分野に加え、新たに急速な電気自動車への注目度の高まりを受けて「電動化」及び「新素材」を加えました。今回3号ファンドでは、1号ファンド、2号ファンド同様、アンカー投資家であるトヨタ自動車様、三井住友銀行様と話し合いを持って、世界的な潮流となりつつある持続的な社会構築に向けた中核技術として「カーボンニュートラル」を加えることとしました。新たに「カーボンニュートラル」が投資分野に加えられたことは、私としても時を得た決定であると考えております。是非この領域で私ども投資家という立場でグローバルなカーボンニュートラルの実現に向けて貢献していく一翼を担いたいという志を持って最善を尽くしてまいりたいと思います。
スパークスは、再生可能エネルギー発電所の設立などを通じて、まさにSDG’sに沿った企業経営をこれまで実践してきました。このファンドの投資を通して、さらに、エネルギー・気候変動等に対応するサステナブルな社会の構築に投資家として積極的に貢献し関わっていく、ということができるということを本当にうれしく思っています。
また、比較的収益性の高い未来創生ファンドの預かり資産が積み上がることは、スパークスのハイブリットモデルがさらに強化されることだと考えています。社会に貢献し、私どもが株主の皆様のために企業価値を高めているということが、2つ軸として、一緒に動き出すという非常に重要ファンドであるという認識のもと、頑張っていきます。

【東証プライム市場について】
Q: プライム市場の基準に適合しているという内容のプレスリリースをされておりました。これについてコメントいただけますでしょうか。
(阿部社長)
もう既に対外的にリリースしましたが、来年4月に行われる東証の市場再編について、当社がプライム市場の基準に適合している旨の通知を東証から受け取りました。これから必要な手続きを進めてまいりたいと思います。
プライム市場に上場した暁には、プライム市場上場企業として、成長性、企業としての品性を守り、強化していくことに努力してまいりたいと思います。
株主の皆様より引き続きご支援ご鞭撻いただけますよう、心よりお願い申し上げます。

【最後に】
(阿部社長)
お話しましたように、私はスパークスで働いている社員が世界のどこに出しても通用する立派なプロフェッショナルの集団であると思っています。この社員一同が心を合わせて、投資会社として確実に強いスパークスを作ってくれています。それをもっと投資家の皆様、株主様に伝わるよう、スパークスについて私自身が直接発信することに引き続き努めてまいりたいと思います。確実に成長し、株主の皆様から評価していただける会社になるよう全力で頑張りますので、よろしくお願いします。

現在、毎日のようにコロナ感染が拡大している中、ご視聴いただいている株主の皆様も日々大変なことと思います。また、不眠不休で多くの医療関係者の方が、日々私達のために闘っていただいている事に心より感謝申し上げます。皆様のご健康、安全をお祈り申し上げます。ご視聴いただき、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

(ナレーション)
以上、スパークス・グループ2022年3月期第1四半期決算の概要及びビジネストピックにつきまして、お伝えいたしました。
《ST》

 提供:フィスコ

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