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インヴァスト Research Memo(1):独自サービスと収益性改善による業績拡大に期待


インヴァスト証券<8709>の現在の主力業務はFX(外国為替証拠金)取引で、収益の源泉は店頭FX取引におけるスプレッドからの差益である。多くの投資家が売買を行い、取引高が増えると収益が増加する構造だ。同社は様々な取引ツールを提供しているが、2016年4月には世界初(同社調べ)となるETF特化型証拠金取引を開始、さらに今回業界で初となる「シストレ24・フルオート機能24」のサービスを開始しており、今後の取引増が期待される。

2016年3月期の連結決算は、営業収益3,785百万円(前期比9.0%増)、営業利益311百万円(前期は119百万円の損失)、経常利益282百万円(同74百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失404百万円(同496百万円の利益)であった。また進行中の2017年3月期第2四半期の連結決算は、営業収益1,666百万円(前年同期比16.5%減)、営業損失50百万円(同232百万円の利益)、経常損失57百万円(同215百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失55百万円(同93百万円の利益)であった。

同社の特色は、投資家のレベルや好みに合わせて様々な取引ツールを提供していることだが、今後さらに注目されるのが「シストレ24・フルオート機能」(2016年9月サービス開始)だ。これは今までの「シストレ24」(ストラテジーを選択して自動売買を行う)をさらに進化させ、相場の動きに合わせてストラテジーの選択・入れ替えを自動的に行うもので、これにより投資家自身はストラテジーの見切り・入れ替え・選択を行う必要がなく、より高い投資収益を目指すことが可能になる。このようなストラテジーの自動入れ替えシステムは業界初であり、今後の同社の収益牽引になるものとして大いに注目される。

■Check Point
・大量注文に対応可能な独自システムが重要な事業インフラに
・顧客預託金の増加などで総資産は拡大
・FX取引の潜在的な成長余地は依然大きい

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《HN》

 提供:フィスコ

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