野村ホールディングス<
8604>、大和証券グループ本社<
8601>など大手をはじめ証券セクターが大幅に売りに押されている。業種別では原油市況安を嫌気して売り込まれている鉱業に次いで値下がり率が大きい。英国のEU 離脱を懸念するムードがにわかに高まったことで、世界的なリスク回避の流れが形成されている。
日経平均は1万6200円台まで値を下げ、再び1万6000円大台攻防も意識される場面だが、市場エネルギーの不足で押し目買いもままならない状況だ。そのなか、証券セクターは手数料収入の減少や投信など運用成績の悪化を懸念した売りがかさむ展開を強いられている。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)