証券株が高い、郵政効果で新たな個人マネーの還流期待
大和証券グループ本社<8601>が3%高に買われたほか、野村ホールディングス<8604>も買いが先行するなど証券株が総じて高い。8月下旬から東京市場は世界株安の連鎖に巻き込まれ、個人投資家など投資マネーの離散が収益面での逆風となっていたが、前日の郵政3社の上場を契機に状況は一変、3銘柄とも順調に上値を追うなか手数料収入の拡大が追い風材料として意識されている。郵政3社が東証1部の売買代金上位3傑を独占する状況で、全体の売買代金も前日は3兆4000億円近くに膨らんだ。今後も“郵政効果”で誘導された新たな個人投資家層の資金の還流により、証券会社にとっては好環境が続くとの思惑が足もとの見直し買いにつながっている。
大和証Gの株価は14時51分現在856.5円(△23.4円)
野村の株価は14時51分現在782.4円(△7.4円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
大和証Gの株価は14時51分現在856.5円(△23.4円)
野村の株価は14時51分現在782.4円(△7.4円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)