芙蓉総合リース---第2四半期累計決算は営業増益を確保、通期は増収増益の計画で上場来13期連続の増配を予定。
芙蓉総合リース<8424>は11月7日に2017年3月期第2四半期累計(2016年4~9月期)決算を発表。売上高が前年同期比1.4%減の2448.88億円、営業利益が同2.6%増の141.56億円、経常利益が同5.4%減の156.62億円、四半期純利益が同0.5%増の102.69億円で着地した。
売上高は減少したものの、リースを中心に契約実行高は増加。ファイナンスなどを合わせた全体の契約実行高は同11.4%増の3752億円と順調に拡大した。これにより営業資産残高(割賦未実現利益控除後)も今年3月末比4.2%増の1兆9412億円に増えた。利益面では、売上高からリース物件の取得原価などを除いた差引利益が増加。営業資産残高増加に伴い資金コストが増加したものの、営業増益を確保した。
2017年3月期通期は売上高が前期比3.3%増の5100.00億円、営業利益が同18.8%増の290.00億円、経常利益が同9.6%増の320.00億円、当期純利益が同11.7%増の195.00億円を計画。1株当たり配当金は前期比20.0円増配の120.00円と2004年12月の上場以来13期連続の増配を予定している。なお、通期計画に対する第2四半期までの純利益の進捗率は52.7%となっており、通期計画の達成に向けて業積は順調に推移していると考えられる。
《TN》
提供:フィスコ