フォーバル Research Memo(5):財務の安全性、収益性はさらに向上
■業績動向
2. 財務状況と経営指標
フォーバル<8275>の2017年3月期末の総資産は前期末比1,152百万円増の21,687百万円となった。主な増加は流動資産の1,023百万円増であり、現金及び預金、前払費用、受取手形及び売掛金の増加が主な要因である。
負債は前期末比315百万円減の12,725百万円となった。主な減少は流動負債の332百万円減であり、未払法人税等の減少が主な要因である。有利子負債は596百万円であり、現金及び預金5,996百万円と比較しても低水準にある。
経営指標(2017年3月期末)では、流動比率が160.4%、自己資本比率が37.5%となっており、安全性に懸念はない。収益性に関してはROAが12.4%(前期比0.7P増)、ROEが21.2%(前期比1.7P増)、売上高営業利益率が5.1%(前期比0.4P増)といずれも改善している。
キャッシュ・フローに関しては、営業キャッシュ・フローがプラス1,408百万円としっかり本業で稼いでおり、現金が積み上がる傾向は例年どおりだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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提供:フィスコ