丸栄、ヤングレディスを中心とした衣料品販売の不調で中間期赤字転落

　丸栄<8245>は引け後、１６年２月期中間期の連結決算を発表。売上高は前年同期比７．３％減の１０４億６１００万円、営業損益は前年同期の２２００万円の黒字から９６００万円の赤字に転落となった。
　百貨店業に関して、３月の売り上げが昨年の消費税増税前の駆け込み需要の反動減により大きく落ち込み、その後も創業４００周年記念催事などで挽回を図ったものの、ヤングレディスを中心とした衣料品販売の不調を払拭するには至なかった。不動産賃貸業も減収減益となっている。
　同社は通期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の２３０億円から２２１億円（前期比２．７％減）へ、営業利益は２億８０００万円から１０００万円（同６７％減）へ下方修正した。下半期の売上高は、ヤングレディスを中心に売場リニューアルを実施するほか、引き続き創業記念など大型催事や物産展の開催で当初予想と大きく変わらない見込みであるものの、営業利益は粗利率の減少と若干の販売管理費増を想定している。
《ＭＫ》

株探ニュース

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）