国内大手証券、衣料専門店業界はＰＢ商品の収益回復が注目されると指摘

　国内大手証券の小売（衣料専門店）業界のリポートでは、６月は後半の好天候の割に物足りない印象も、生活雑貨やＥＣが牽引し概ね堅調な販売が続いたと指摘。

　快適で便利な日常生活に資する商品群の需要は根強く、今後は円高効果による原価低減などを背景に、採算、価格、品質などの改善、ネット活用による増収効果によりＰＢ商品の収益回復が注目されると解説。

　ネット特化のスタートトゥデイ<3092>、ＰＢ特化のニトリホールディングス<9843>などの好業績が際立つなか、コア商品強化に取り組むしまむら<8227>などへ投資対象を広げていきたいとして、国内ユニクロでトレンド対応などによる復活兆候が出てきたファーストリテイリング<9983>も、「中長期視点での反転余地を探りたい」との見解を示している。
《ＭＫ》

株探ニュース