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8137 サンワテクノス

東証P
2,182円
前日比
-64
-2.85%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
6.9 0.70 4.35 26.92
時価総額 350億円
比較される銘柄
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明治電機工業
決算発表予定日

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サンワテクノス Research Memo(5):電機・電子・機械の3部門が増収。地域別では主市場の日本が増収増益を達成


■業績の動向

2. 部門別・地域別動向
部門別では、電機部門においてはフラットパネルディスプレイ(FPD)の製造ラインの投資が拡大し、そこに向けた電機製品の販売増加が主要なけん引役となった。また、半導体関連業界向けや産業機械業界向けも販売を伸ばした。太陽光発電システム向けの制御機器は前期に続き減収となったものの、電機部門の売上高は前期比8.7%増の20,736百万円となった。

電子部門では電機部門同様、産業機械向け、FPD関連業界向けにFA機器用電子部品の販売が伸長した。また2017年3月期の注目される動きとしては、自動車関連業界向けの電子部品の販売が伸びたことが挙げられる。サンワテクノス<8137>は自動車関連業界を対象に車載営業部を2015年4月に発足させたが、初年度は期待どおりに販売を伸ばした。その結果、電子部門の売上高は前期比10.6%増の85,819百万円となった。

機械部門では産業機械関連業界向けの生産設備やFPD関連業界向けの設備機器の販売が増加した一方、住宅設備業界向けの販売が減少した。これらの結果、機械部門の売上高は前期比10.7%増の10,055百万円となった。

販売地域別セグメント別では、メイン市場の日本が、自動車関連業界向け電子部品、FPD関連業界向け電機品、FA機器向け電子部品、産業機械業界向け電機品・電子部品・生産設備、半導体業界向け電機品などが伸長し、太陽光発電システム向け制御機器のマイナスなどを吸収して、売上高は前期比15.3%増の92,213百万円となった。営業利益も同37.1%増の2,165百万円と大幅増益となった。四半期別では、第4四半期の売上高が前年同期比32.6%増の29,183百万円に大きく伸びたことが注目される

アジア向けは、電気機器向け電子部品や産業機械業界向け電機品などは増収となったがアミューズメント向けの電子部品の販売が減少した。その結果、売上高は前期比0.7%減の29,896百万円、営業利益は同4.3%減の816百万円と、減収減益となった。しかしながら、下半期の売上高は前年同期比31.2%増の18,053百万円、営業利益は同44.3%増の508百万円と、大きく改善した。

欧米向けは、アミューズメント向け電子部品、産業機械業界向け生産設備、FPD関連業界向け電機品の販売が増加し、売上高は前期比71.6%増の6,323百万円となった。営業利益も低水準ながら着実に伸長し、同375.5%増の14百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

 提供:フィスコ

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