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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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8043 スターゼン

東証P
2,684円
前日比
-5
-0.19%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.6 0.69 2.79 11.31
時価総額 524億円
比較される銘柄
ラクトJ, 
ヨコレイ, 
ヤマエGHD
決算発表予定日

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<特集> 冨田康夫の「まだ間に合う! 値上がり益と株主優待の一挙両得銘柄」


日刊株式経済新聞 編集長
冨田康夫

●高配当利回り・株主優待銘柄に照準
 戻り相場のリード役候補に

 中国経済の先行き懸念に端を発して米国、欧州、新興国と世界同時株安の嵐が吹き荒れている。先週後半はその風速がやや弱まりかけたかに見えたが、今週に入って波乱展開が再燃。4日の日経平均株価終値は前日比390円安の1万7792円と再び1万8000円を大きく割り込んだ。

 今後迎える反転上昇相場の初期段階では、ほぼ全ての銘柄が一斉に買い進まれるが、その後は継続上昇するものと停滞する銘柄に分かれる。そこで、継続上昇する可能性の高い銘柄の条件として、「高い配当利回り」や、「魅力的な株主優待」に注目してみたい。

●高配と値上がり益を狙う両面作戦

 中長期的な投資スタンスで臨んでいる多くの個人投資家にとっては、今回のような株価急落局面に当然厳しさはあるものの、その半面で投資好機となるケースも多い。特に、全面安地合いのなか、個別銘柄が軒並み株価水準の低下を強いられており、こうした状況のなか、9月中間期末に配当や株主優待の権利確保を狙う投資家にとって、高水準の配当利回りや株主優待と値上がり益の一挙両得が狙えるチャンス到来となる。

●低PER、信用倍率拮抗銘柄に注目

 当然のことながら、配当利回りがいくら高くても、株主優待が魅力的でも、株価自体が大きく値下がりするようでは“元も子もない”という事態を招きかねない。そこで重視されるのが、株価の下値不安が限定的なことだ。

 そこで、低PERは必須の条件となってくる。さらに、株価復元力の高さを判断するためには、信用取引の売り残が多くなく、信用倍率でも売り買いが拮抗、あるいは売り長となっている銘柄に注目してみたい。

★No.1 八洲電機は東北支援ギフト★

 個別銘柄では、八洲電機 <3153> に注目。同社は、プラント、産業システム、社会インフラ、電子デバイスなど幅広い分野の商品を扱っている。PERは12倍台、PBR0.8倍台と割安で、期末一括配当の利回りは2%を超えている。9月中間期は、株主優待を実施している。100株以上保有の株主に対して1000円相当の食品を中心としたギフトを贈呈する。注目なのは東日本復興支援として、東北各県の代表的な名産品を選定していることで、「青森県産のりんごジュース」や「気仙沼(宮城県)のふかひれ濃縮スープ」など8種類から好みで選択できる。

★No.2 ヤマタネは人気の日本画カレンダー★

 ヤマタネ <9305> は、倉庫など物流の大手で米穀卸も手掛けている。物流は国内貨物の需要が堅調で、不動産も安定的に収益に寄与している。PERは8倍水準、PBR0.6倍台と極めて割安。3月期末配当利回りは、2.3%と高水準にある。株主優待は、同社の創業者である山崎種二氏が蒐集した日本画のコレクションを収蔵した山種美術館の日本画カレンダー(1500円相当)が1000株以上保有の株主に贈られる。

★No.3 スターゼンは自社の食肉加工品★

 スターゼン <8043> は、全国ネットを有する食肉卸商社のトップ。加工食品は前期のハム・ソーセージの値上げや、工場集約効果が寄与する。さらに主力の食肉では国産牛の堅調な需要増が貢献する見通し。PER11倍台、PBR0.8倍水準と割安。期末配当の利回りは2.4%台。株主優待は、3月末には、1000株以上に3000円相当の食肉加工品など自社グループ商品、9月末には、おせち料理の割引販売などが贈られる。

★No.4 日伝は米5キログラムなど★

 日伝 <9902> は、産業用部品や機器の大手専門商社。減変速機などの動力伝導、制御機器類が主力。自動車や住宅向けが好調で、16年3月期に営業最高益更新の可能性も。PER11倍台、PBR0.6倍台と割安。期末配当利回りは1.8%。株主優待は、9月末に100株以上の株主に、さぬきうどん(1500円相当)。1000株以上には無洗米新米6キログラム(5000円相当)が贈られる。

★No.5 コアは国立博物館共通パスポート★

 コア <2359> は、携帯電話や情報家電向け組み込みソフトを主力に手掛け、金融向けにも強みを発揮する。PERは18倍台と割安感はないものの、期末配当利回りは2.5%水準と高い。株主優待は、3月末だが200株以上の株主に対して、国立博物館共通パスポート(東京、京都、奈良、九州の4カ所)が贈られる。

情報提供:日刊株式経済新聞

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