貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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8001 伊藤忠商事

東証P
6,884円
前日比
+224
+3.36%
PTS
6,846円
23:56 04/24
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.4 1.94 2.32 10.38
時価総額 109,104億円
比較される銘柄
三菱商, 
三井物, 
住友商
決算発表予定日

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有賀泰夫の有望株リサーチ

●プリマ <2281>
―業績急拡大期入り、上昇継続期待のバリュー株―

 プリマハム <2281> の業績が好調です。同社はかつての加工食肉業界において、上位3社がトップを競う中で、万年3位、4位を争う会社でした。さらに、今から15年前までの10年間は最悪期でしばしば大赤字となり、倒産寸前まで行った会社です。

 しかし、その後、伊藤忠商事 <8001> の出資を仰ぎ、実はこの10年ほどで劇的に収益性が向上しました。これは工場の生産性が劇的に改善し、コスト競争力を武器に業界シェアを急上昇させたためです。

 それゆえ、同社の業績はこのシェア上昇で急拡大期に入っていますが、過去はボロ会社であったため、アナリストがほとんどカバーしていません。逆に言えばこれだけ業績が良くなってもアナリストがカバーしていないため、機関投資家はまだ本格的には買えていません。株価は大きく上昇していますが、それ以上に業績が良くなっていますので、バリュエーションは低いままです。そのため、今後も継続的にコンスタントな株価上昇が期待できます。

 当コラムでは繰り返し同社を注目企業として取り上げています。前回は9月28日その前は8月9日に紹介しました。

 ここ1ヵ月ほど株価は停滞していますので、そろそろ動き出してもいい頃ではないでしょうか。

(12月5日 記)

有賀泰夫(ありがやすお)
H&Lリサーチ代表。新日本証券(現みずほ証券)に入社後、アナリストとしてクレディ・リヨネ証券に転職。現三菱UFJモルガンスタンレー証券を経て、09年4月に独立して、H&Lリサーチを設立。ファンド向けアドバイスなどを行う。日本証券アナリスト協会検定会員。


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