貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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7987 ナカバヤシ

東証S
520円
前日比
+2
+0.39%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.4 0.55 4.23 20.15
時価総額 150億円
決算発表予定日

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ODK Research Memo(2):機密性の高い大量データ処理に強みを持つITサービス企業


■会社概要

1. 会社概要
ODKソリューションズ<3839>は情報システム運用を主力事業として、システムの開発及び保守等を行うITサービス企業。「情報サービス事業を通じて、顧客の繁栄・社会の発展に貢献する。」を経営理念として、学校法人の入学試験業務や模擬試験をはじめ、証券会社等のバックオフィス業務をサポートする金融関連サービスを提供する。機密性の高い大量データ処理に強みを持ち、直近では医療やAI、カスタマーサクセスといった新たな領域にも進出し始めている。

2. 沿革
1963年4月に大阪証券金融(現日本証券金融<8511>)と大阪証券代行(現だいこう証券ビジネス <8692>)のシステム開発・運用を行うために、これら2社の出資により大阪電子計算株式会社として設立された。1964年9月には、制度金融取引を担ってきた実績や関西圏で数少ない大型汎用機を保有していたことなどから大学入試業務を受託、サービスを開始したのに続き、1965年4月には証券業務を受託、サービスを開始し、現在の事業基盤が整った。2006年9月に株式会社ODKソリューションズに社名変更。2009年7月にエフプラスを連結子会社化した。

2010年以降はアライアンスを積極化している。2011年4月に戦略的大学経営システムを提供する日本システム技術<4323>と協業したのに続き、2012年1月にはリクルートホールディングス<6098>と大学向け業務で協業し、Web出願システムの提供を本格化した。さらに、2013年6月に教育サービス事業を展開する学研ホールディングス<9470>と教育関連の新たなサービス開発等を目的として業務・資本提携し、筆頭株主が大阪証券金融から学研ホールディングスへ移行。2014年11月にアルバム、大学図書館製本最大手のナカバヤシ<7987>と業務・資本提携した。2016年3月にはロボティクスや人工知能(AI)といった先進的技術を持つリアルグローブと協業し、同年9月に業務・資本提携している。

上記以外のアライアンスにも積極的に取り組んでいる。WACULやエーテンラボとの協業の他、2015年9月には得意分野である金融分野でSBI(現SBIビジネス・ソリューションズ:SBI ホールディングス<8473>のグループ企業。以下、SBI-BS)と協業。2016年8月には医療総合サービス企業のファルコホールディングス<4671>と業務・資本提携し、医療分野へ進出。2017年10月には、Zendesk,Inc.とリセラー契約を締結し、顧客コミュニケーション最適化サービスを提供開始。また、日本アイ・ビー・エム及びタレンタと連携し、HRテック(人事分野でのテクノロジー領域)関連サービスの提供を開始する等、新たなサービス展開にも積極的な姿勢を見せている。

また、2020年3月には、東京証券取引所市場第2部へ市場変更を行った。

2021年3月期は、サブスク型サービスの拡大を背景としたカスタマーサクセスのマネジメントツール『pottos』の拡販を目指す。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)

《YM》

 提供:フィスコ

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