貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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7974 任天堂

東証P
8,196円
前日比
-63
-0.76%
PTS
8,206円
21:05 03/29
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
21.7 3.85 2.31 3.37
時価総額 106,441億円
比較される銘柄
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清水三津雄氏【GDP好調で上昇軌道“早期復帰”はあるか?】(1) <相場観特集>


―地政学リスク重しもファンダ良好、懸念後退の時を待つ―

 週明け14日の東京株式市場は、米国と北朝鮮を巡る地政学リスクへの懸念が強まっていることに加え、外国為替市場でさらに円高・ドル安が進行していることから、輸出関連の主力銘柄を中心に売りが優勢となった。日経平均株価は一時、取引時間中では5月19日以来約3ヵ月ぶりに1万9500円台を割り込む場面もあった。こうした波乱展開のなか、第一線で活躍する市場関係者2人に今後の株式相場の見通しを聞いた。

●「北朝鮮リスクは徐々に後退で2万円回復へ」

清水三津雄氏(日本アジア証券 エクイティ・ストラテジスト)

 今後1ヵ月程度の日経平均株価のレンジは1万9000~2万500円前後を見込んでいる。北朝鮮リスクの行方は見極めにくく、下値は1万9000円前後と予想するが、基本的には大きな紛争につながることはないだろう。今後、徐々にリスク要因はフェードアウトし上値を試す展開を見込んでいる。ただ、北朝鮮問題が一気に解決することも見込みにくいと思う。

 北朝鮮リスクが徐々に薄れれば、当面の相場の焦点は24~26日に開催される米ジャクソンホール会合だ。ここでドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁などが、どんな発言を行うかが注目される。米国は年内の利上げが予想され、円は下落基調が想定される。今年はたまたま奇数月は円安となっており、9月に向けても円安を期待したい。

 4-6月の国内総生産(GDP)は良好だったほか、第1四半期(4-6月)の企業決算も好調だ。ファンダメンタルズは良好であり北朝鮮リスクさえ後退すれば、上値を試すだろう。

 こうしたなか、個別銘柄では「働き方改革」に絡む人材サービス関連企業のリクルートホールディングス <6098> やパーソルホールディングス <2181> など。また、実際の業績内容は良いのに市場予想に達しなかったことから株価が売られたMonotaRO <3064> や味の素 <2802> なども注目したい。加えてゲーム関連の任天堂 <7974> やソニー <6758> 、情報通信セキュリティー関連のデジタルアーツ <2326> なども面白そうだ。

(聞き手・岡里英幸)

<プロフィール>(しみず・みつお)
日本アジア証券エクイティ・ストラテジスト。歯切れの良さと分かりやすい説明に加え、ピンポイントの銘柄分析に定評がある。セミナー講師を年間50回以上務め、個人投資家との対話が好評を博す。「ラジオNIKKEI」「日経CNBC」「ストックボイス」にレギュラー出演中。

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