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18年10-12月期【利益倍増】企業はこれだ！〔第1弾〕 30社選出 ＜成長株特集＞
3月期決算企業の19年3月期第3四半期(4-12月)決算がほぼ出そろった。本特集では、時価総額300億円以上の銘柄(金融を除く)を対象に、直近3ヵ月である10-12月期(第3四半期)の経常利益が前年同期と比べて倍増した30社をリストアップし、増益率の大きい順に並べた。下表は四半期ベースの「増益連続期数」、4-12月期(第3四半期累計)経常利益の通期計画に対する進捗割合を表す「対通期進捗率」も併せて記した。
増益率トップとなったフージャースホールディングス <3284> は主力の不動産開発事業でマンションの引き渡し戸数が大幅に増加し、18年10-12月期(第3四半期)経常利益は前年同期の1.1億円から18.7億円に急拡大して着地。2位のＳＥＣカーボン <5304> [東証２]は電炉用黒鉛電極の世界的な需給逼迫や炭素製品の市況回復を背景に、黒鉛電極の販売価格が上昇したうえ、販売数量も伸び、10-12月期は3四半期連続で10倍を超える増益を達成した。続く3位のアイネス <9742> は主力の金融向けを中心にシステム開発や運用サービスの受注が増加し、10-12月期の経常利益は前年同期比6.8倍に膨らんだ。
4位のアドバンテスト <6857> は端末の高性能化を背景に、スマートフォン用プロセッサーやセンサーなど向けの半導体検査装置が大きく伸び、10-12月期は5四半期連続で利益倍増以上を達成した。業績好調に伴い、19年3月期の同利益予想を上方修正したが、4-12月期(第3四半期累計)実績の修正した通期計画に対する進捗率は87.1％に達しており、さらなる業績上振れが期待される。続く5位のニューフレアテクノロジー <6256> [ＪＱ]はアジアの半導体メーカー向けに主力の電子ビームマスク描画装置の販売が好調だった。
9位の富士急行 <9010> は昨年7月から入園を無料化した「富士急ハイランド」の来園数増加などでレジャー・サービス部門の収益が拡大したほか、バス事業を主力とする運輸部門の伸長も大幅増益に貢献した。4-12月期実績の対通期計画(53.4億円)進捗率は97.2％と高水準で計画到達は確実とみられる。来期は1999年3月期に記録した過去最高益59.7億円が見えてくる。21年ぶりの大復活となれば大きな注目を集めそうだ。好調な業績を背景に株価は1990年以来約29年ぶりの高値圏を快走する展開が続く。
11位のゼンリン <9474> は主力の地図データベース事業で国内カーナビゲーション用データの販売が増勢だった。また、IoT関連の開発受託なども伸び、10-12月期経常利益は前年同期比2.8倍の9億円に拡大した。12位の幸楽苑ホールディングス <7554> は餃子無料クーポン券の廃止で採算が急改善したうえ、不採算店舗の閉店や営業時間短縮によるコスト削減なども寄与し、7-9月期(第2四半期)に続く業績高変化を遂げた。決算と同時に19年3月期の経常利益予想を大幅上方修正したが、株価には織り込み済みで材料出尽くし感などから大きく売られた。しかし、その後は見直し買いが進み、決算発表前の水準まで戻している。
14位の三菱ロジスネクスト <7105> はフォークリフトの販売増加や値上げ効果に加え、ユニキャリア買収ののれん償却が減少したことも利益を大きく押し上げた。好業績が評価され、株価は25日に1990年以来となる高値圏に浮上する場面があった。また、15位のデジタルアーツ <2326> は官公庁向けに標的型攻撃に対応したセキュリティ対策ソフトの販売が急増したほか、若年層向けのスマートフォン用フィルタリングソフトの導入が進んだ。同社株は高成長のサイバーセキュリティ関連としてマーケットの注目度が高い。株価は28日に9020円まで上値を伸ばし、上場来高値を更新している。
┌ 経常利益 ┐ 増益 対通期 予想
コード 銘柄名 増益率 10-12月 連続期数 進捗率 PER
<3284> フージャース 1501 1873 1 29.8 7.5
<5304> ＳＥＣカーボ 953 4896 4 79.9 4.0
<9742> アイネス 584 636 3 60.3 22.8
<6857> アドテスト 507 20619 6 87.1 9.4
<6256> ニューフレア 437 4341 2 84.3 8.5
<3315> 日本コークス 282 1873 4 81.4 10.7
<3611> マツオカ 241 750 1 93.1 9.6
<1945> 東京エネシス 234 582 1 45.4 15.3
<9010> 富士急 212 988 4 97.2 115
<6332> 月島機 207 1815 4 41.1 14.1
<9474> ゼンリン 185 900 1 30.3 43.2
<7554> 幸楽苑ＨＤ 164 567 5 100 39.0
<6417> ＳＡＮＫＹＯ 160 8060 4 91.1 37.0
<7105> ロジスネクス 159 4279 4 85.6 17.1
<2326> デジアーツ 159 634 2 64.4 61.5
<3182> オイシックス 145 1149 5 - 27.6
<6379> 新興プラン 139 2605 1 86.5 11.8
<3925> ダブスタ 129 328 9 92.3 62.2
<6703> ＯＫＩ 126 3651 4 21.6 22.7
<8841> テーオーシー 123 1707 4 85.6 20.6
<8890> レーサム 122 3550 1 59.2 4.4
<5930> 文化シヤタ 120 4035 2 60.7 10.3
<1811> 銭高組 118 1937 1 92.7 9.4
<5444> 大和工 112 7464 4 79.3 9.6
<1885> 東亜建 111 1601 1 76.1 16.5
<9960> 東テク 108 1512 1 69.5 8.3
<7958> 天馬 107 1048 1 71.7 24.6
<2146> ＵＴ 106 2797 12 74.0 19.7
<8860> フジ住 100 1190 2 57.8 7.0
<9671> よみランド 100 757 1 77.4 19.8
※経常利益の単位は百万円。
※「－」：通期の経常利益予想が非開示のため、算出していません。
株探ニュース
増益率トップとなったフージャースホールディングス <3284> は主力の不動産開発事業でマンションの引き渡し戸数が大幅に増加し、18年10-12月期(第3四半期)経常利益は前年同期の1.1億円から18.7億円に急拡大して着地。2位のＳＥＣカーボン <5304> [東証２]は電炉用黒鉛電極の世界的な需給逼迫や炭素製品の市況回復を背景に、黒鉛電極の販売価格が上昇したうえ、販売数量も伸び、10-12月期は3四半期連続で10倍を超える増益を達成した。続く3位のアイネス <9742> は主力の金融向けを中心にシステム開発や運用サービスの受注が増加し、10-12月期の経常利益は前年同期比6.8倍に膨らんだ。
4位のアドバンテスト <6857> は端末の高性能化を背景に、スマートフォン用プロセッサーやセンサーなど向けの半導体検査装置が大きく伸び、10-12月期は5四半期連続で利益倍増以上を達成した。業績好調に伴い、19年3月期の同利益予想を上方修正したが、4-12月期(第3四半期累計)実績の修正した通期計画に対する進捗率は87.1％に達しており、さらなる業績上振れが期待される。続く5位のニューフレアテクノロジー <6256> [ＪＱ]はアジアの半導体メーカー向けに主力の電子ビームマスク描画装置の販売が好調だった。
9位の富士急行 <9010> は昨年7月から入園を無料化した「富士急ハイランド」の来園数増加などでレジャー・サービス部門の収益が拡大したほか、バス事業を主力とする運輸部門の伸長も大幅増益に貢献した。4-12月期実績の対通期計画(53.4億円)進捗率は97.2％と高水準で計画到達は確実とみられる。来期は1999年3月期に記録した過去最高益59.7億円が見えてくる。21年ぶりの大復活となれば大きな注目を集めそうだ。好調な業績を背景に株価は1990年以来約29年ぶりの高値圏を快走する展開が続く。
11位のゼンリン <9474> は主力の地図データベース事業で国内カーナビゲーション用データの販売が増勢だった。また、IoT関連の開発受託なども伸び、10-12月期経常利益は前年同期比2.8倍の9億円に拡大した。12位の幸楽苑ホールディングス <7554> は餃子無料クーポン券の廃止で採算が急改善したうえ、不採算店舗の閉店や営業時間短縮によるコスト削減なども寄与し、7-9月期(第2四半期)に続く業績高変化を遂げた。決算と同時に19年3月期の経常利益予想を大幅上方修正したが、株価には織り込み済みで材料出尽くし感などから大きく売られた。しかし、その後は見直し買いが進み、決算発表前の水準まで戻している。
14位の三菱ロジスネクスト <7105> はフォークリフトの販売増加や値上げ効果に加え、ユニキャリア買収ののれん償却が減少したことも利益を大きく押し上げた。好業績が評価され、株価は25日に1990年以来となる高値圏に浮上する場面があった。また、15位のデジタルアーツ <2326> は官公庁向けに標的型攻撃に対応したセキュリティ対策ソフトの販売が急増したほか、若年層向けのスマートフォン用フィルタリングソフトの導入が進んだ。同社株は高成長のサイバーセキュリティ関連としてマーケットの注目度が高い。株価は28日に9020円まで上値を伸ばし、上場来高値を更新している。
┌ 経常利益 ┐ 増益 対通期 予想
コード 銘柄名 増益率 10-12月 連続期数 進捗率 PER
<3284> フージャース 1501 1873 1 29.8 7.5
<5304> ＳＥＣカーボ 953 4896 4 79.9 4.0
<9742> アイネス 584 636 3 60.3 22.8
<6857> アドテスト 507 20619 6 87.1 9.4
<6256> ニューフレア 437 4341 2 84.3 8.5
<3315> 日本コークス 282 1873 4 81.4 10.7
<3611> マツオカ 241 750 1 93.1 9.6
<1945> 東京エネシス 234 582 1 45.4 15.3
<9010> 富士急 212 988 4 97.2 115
<6332> 月島機 207 1815 4 41.1 14.1
<9474> ゼンリン 185 900 1 30.3 43.2
<7554> 幸楽苑ＨＤ 164 567 5 100 39.0
<6417> ＳＡＮＫＹＯ 160 8060 4 91.1 37.0
<7105> ロジスネクス 159 4279 4 85.6 17.1
<2326> デジアーツ 159 634 2 64.4 61.5
<3182> オイシックス 145 1149 5 - 27.6
<6379> 新興プラン 139 2605 1 86.5 11.8
<3925> ダブスタ 129 328 9 92.3 62.2
<6703> ＯＫＩ 126 3651 4 21.6 22.7
<8841> テーオーシー 123 1707 4 85.6 20.6
<8890> レーサム 122 3550 1 59.2 4.4
<5930> 文化シヤタ 120 4035 2 60.7 10.3
<1811> 銭高組 118 1937 1 92.7 9.4
<5444> 大和工 112 7464 4 79.3 9.6
<1885> 東亜建 111 1601 1 76.1 16.5
<9960> 東テク 108 1512 1 69.5 8.3
<7958> 天馬 107 1048 1 71.7 24.6
<2146> ＵＴ 106 2797 12 74.0 19.7
<8860> フジ住 100 1190 2 57.8 7.0
<9671> よみランド 100 757 1 77.4 19.8
※経常利益の単位は百万円。
※「－」：通期の経常利益予想が非開示のため、算出していません。
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