小松ウオールが急反発、今期経常は39％増益、5円増配へ

　20日、小松ウオール工業 <7949> が決算を発表。17年3月期の経常利益(非連結)は前の期比25.9％減の21.5億円になったものの、続く18年3月期は前期比39.2％増の30億円に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。

　前期は工事案件の採算悪化や人件費などの固定費が増加したことが響き大幅減益となった。今期は旺盛な建設需要を背景に間仕切り工事の受注が伸びるほか、コスト削減も進め、V字回復を目指す。

　業績回復に伴い、今期の年間配当は前期比5円増の65円に増配する方針とした。前日終値ベースのPERが9.4倍→8.4倍に低下する一方、配当利回りは3.5％に上昇し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。株価は年初来高値を更新した。

株探ニュース