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今週の「妙味株」一本釣り! ─ 日本化学産業


●日本化学産業 <4094> [東証2] 【目標株価】1450円(4月7日終値1323円)

「リチウムイオン電池材料の受託加工で飛躍」

 日本化学産業 <4094> [東証2]は押し目買いで面白い。中期的には年初来高値1439円の奪回から1500円台乗せの道筋も見えてきそうだ。同社はメッキ薬品などを主力とする無機化学薬品の大手で、電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池用正極材の受託加工(焼成工程)がフル操業状態で収益を牽引している。旺盛な需要に対応して受託能力の増強にも積極的に動く構えをみせている。

 17年3月期は営業利益段階で46%増益見通しと急回復、18年3月期は売上高、利益ともに踊り場が予想されるものの、市場では受託能力増強効果が収益に反映される19年3月期以降の成長力に注目する声が強い。毎期増配を繰り返しており、17年3月期は前の期比2円増配の21円を計画。PBRは0.8倍台で、株価指標面からも引き続き水準訂正余地が意識される。


●MICS化学 <7899> [JQ] 【目標株価】470円(4月7日終値335円)

「高値から約30%調整で値頃感」

 MICS化学 <7899> [JQ]は、3月10日につけた年初来高値446円からの調整が一時30%近くに達し、時価には値頃感がある。

 同社は多層チューブフィルムの製造・販売などを手掛ける企業。3月15日に発表した17年4月期第3四半期累計(16年5月-17年1月)の連結営業利益は1億4500万円(前年同期比88.6%増)となり、通期計画1億3800万円を超過した。足もとでは食品向けがやや苦戦しているものの、輸液外袋などの医療向けや機械・電子部品向けは好調。来期も非食品向けが牽引する形で増益基調が続きそうだ。また、16年11月にベトナムの企業と同国での市場調査活動で基本合意するなど、東南アジア市場の開拓を視野に入れている点にも注目したい。

 同社株は、3月上旬に300円台前半から年初来高値まで一気に駆け上がった経緯がある。その後は調整局面が続くものの、PBR0.5倍台には割安感もあり、押し目買いスタンスで臨みたいところだ。

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